ア・リーグMVPに選ばれたニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ。2年連続3度目の受賞は、今季右肘の故障に見舞われながらも、主軸としてチームを牽引したパフォーマンスへの評価だ。米球界がオフを迎えているなか、地元メディアは、あらためてシーズン中の活躍ぶりにフォーカスした。
現地11月20日、ニューヨークメディア『PINSTRIPE ALLEY』がジャッジの今季を振り返る特集記事を掲載。「2025年はアーロン・ジャッジが同世代の誰とも比べられない存在であると、確固たるものにしたシーズンだった」と振り返った。
152試合出場、打率.331、出塁率.457、長打率.688、ホームラン53本、114打点と圧巻のスタッツを紹介した同メディアは、「史上最高クラスの右打者の仲間入りを果たした功績は、最高評価に値する」と大絶賛した。
さらに、「ジャッジは、WARに基づく重要指標の得点と四球(AL記録となる36個の敬遠含む)、3つの打撃スタッツ(打率、出塁率、長打率)、および総塁打でリーグトップに立った」と称えながら、「ついに、成果に見合ったポストシーズンを迎えられた」と主張。「ワイルドカード・シリーズから地区シリーズの(トロント・)ブルージェイズ戦までの31打席で、打率.500を記録した」と、以前は不振が目立っていたポストシーズンでの好調ぶりにも言及し、「象徴的なプレーは否定しようがない」と続けた。
ジャッジの個人成績を並べた同メディアは、「ほとんどすべてを成し遂げた。ただひとつ、大きなものを除いて」と指摘。いまだジャッジはワールドシリーズを1度も制していないのだ。「結局のところ、ジャッジのレガシーは、チャンピオンリングの獲得、あるいは複数のリング獲得で決まるだろう」と結果面の重要性を強調した。
それでも「レギュラーシーズンの成績も同様に重要だ」とし、「レギュラーシーズンの成績で、これほどまでに驚嘆させてくれた選手は他にいない」と記載。「野球界最高の選手のひとりで、絶対的エリートだ」という評価は揺るがないと説いている。
現代のMLBにおいて、ジャッジの超人的なプレーが大きな見どころの一つなのは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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