半年間のトレーニングを積み、「格闘家ボディ」に
ともにNHKの朝ドラで注目を集めている北川景子さんと森田望智さんですが、そんなふたりが初共演したのが映画『ナイトフラワー』です。脚本から手がけたのは、『全裸監督』にも監督のひとりとして参加し、トランスジェンダーを主人公にした『ミッドナイトスワン』(2020年)をヒットさせた内田英治監督です。
北川景子さんは、ふたりの子供を育てるためにドラッグの売人となるシングルマザーの夏希役。森田望智さんは格闘家で、夏希のボディガードを務める多摩恵役です。北川さんはほぼすっぴん状態で、我が子のために犯罪に手を染める母親を熱演しています。森田さんは半年間以上もトレーニングを積み、7kg増量し、見事な格闘家ボディとなっています。迫力あるファイトシーンは、目を見張るものがあります。
北川さんと森田さんは、撮影現場での初共演シーンが本当の初対面だったそうです。女優としてのタイプは異なるふたりが、映画のなかでどんな友情を育んでいくのかが見どころのひとつとなっています。
『ミッドナイトスワン』同様に賛否が割れそうな展開
内田監督のヒット作『ミッドナイトスワン』では、草彅剛さん演じるトランスジェンダーの主人公が悲劇的な結末を迎える展開が賛否を呼ぶことになりました。『ナイトフラワー』も、子供たちに食べさせる食料品すら買えない貧困生活から脱するため、夏希はドラッグ売人となり、多摩恵は夏希の仕事をサポートすることになります。
これまでにも伊藤沙莉さんが主演した『獣道』(2017年)などで社会に居場所のない人たちの切実な物語を描いてきた内田監督ですが、自分たち家族を守るために法を犯すという夏希たちの決断は、大きな波紋を呼びそうです。
肉体的にはたくましいけれど、孤独に生きてきた多摩恵を繊細に演じた森田望智さん。子供たちのためなら、悪の道にも突き進む夏希をリアリティーたっぷりに演じた北川景子さん。ふたりにとっても、大きな転機作になるのではないでしょうか。
衝撃的なラストシーンも含め、北川景子さんと森田望智さんががっつり初タッグを組んだ『ナイトフラワー』は、この冬いちばんの問題作となりそうです。
●映画『ナイトフラワー』詳細情報
原案・脚本・監督/内田英治
出演/北川景子、森田望智、佐久間大介、渋谷龍太、渡瀬結美、加藤侑大、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研
配給/松竹 PG12 11月28日(金)より劇場公開
(c)2025「ナイトフラワー」製作委員会
※「冴羽リョウ」の「リョウ」は、正しくは「けものへんにうかんむりなしの寮」
