Photo:蔵永ゆうこ/Sirabee編集部秋の夜長は、ゆっくりワインを楽しみたい気分になる。そんな日には、ちょっと特別な料理も用意したい。
家飲みが大好きで、SNSで“お酒に合うレシピ”をよくチェックしては実際に作っている私。
今回は、どこにでもある材料をあらゆる限界を超える料理に格上げするレシピを紹介する、料理研究家KUMAさんが、2025年9月12日にYouTubeに投稿した「豚薄切りの出汁クリームソース」に挑戦してみた。
■「豚薄切りの出汁クリームソース」の材料
今回のレシピで使う材料はこちら。
【2人前】
・豚スライス(生姜焼き用):約300g
・玉ねぎ:小1個または大1/2
・お好みのきのこ(マッシュルーム・えのき・しめじなど):合計1パック程度
・にんにく:1片
・牛乳:200ml
・出汁(顆粒出汁5gを使用):200ml
・塩:適量(伯方塩業 伯方の塩)
・こしょう:適量
・薄力粉:大さじ1
・有塩バター:20g
・油(オリーブオイル・サラダ油など):適量
※カッコ内は実際に使用した、または同ブランドの商品と、その購入リンクです。
豚肉は600g程度まで対応できる。作りたい量に合わせて調節できるのがうれしい。今回は、少し厚切りの生姜焼き用ロースを使ったが、薄切りのものでももちろん問題ない。
そして、出汁は顆粒出汁をお湯で溶いておけばOKだ。もちろん、出汁をとるのも良い。
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■生クリームは使わない
豚肉は、軽く塩こしょうを振って下味をつけておこう。

フライパンで油を熱し、みじん切りにした玉ねぎを炒める。軽く塩こしょうを振った後、しっかり炒めよう。

厚めに切ったマッシュルーム、細かくカットしたえのきとしめじ、スライスしたにんにくを加える。水分が浮いてくる程度まで炒めるのがポイントだ。

薄力粉を加えて、全体に混ぜながら炒める。この時、しっかりまぶしておくことで、ダマになりにくい。

出汁を加え煮立たせた後、牛乳も入れて煮込む。2/3程度になり、トロッとしたテクスチャーになるまで煮詰めよう。

最後にバターを加えて、ソースは完成だ。

別のフライパンに少量の油を熱し、焼き色がつくまで豚肉を焼く。

お皿に焼いた豚肉を乗せ、ソースをかけてでき上がり。今回は、仕上げにパセリを振った。
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■出汁の風味がほんのり香る、濃厚な味わいにハマる
レストランの一皿のようなビジュアルに、食べる前から期待が高まった。一口食べると、期待以上のおいしさ。
牛乳で作ったとは思えない濃厚な本格クリームソースの中に、ふわっと出汁の香りが広がる。出汁が想像以上にマッチしていて、コクをプラスしている。ワインと一緒に楽しみたい味わいだ。
コメント欄でも、「クリーム煮はチキンのイメージがあったので豚肉とは意外です」「本日の肉料理としてコースに出てきそうなお洒落な一品」「食欲を激しく駆り立てる」などの声が見られている。気になった人はぜひ作ってみてほしい。
■執筆者プロフィール
蔵永ゆうこ:毎日を楽しくする“ちょっと気分が上がる家呑み”マニアのライター。
年間160本以上執筆し、主にSNSで出会ったときめくレシピを紹介している。お酒とパン、野球とお笑いに目がない。
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【動画】豚薄切りの出汁クリームソース (取材・文/Sirabee 編集部・蔵永ゆうこ)