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【全日本】最強タッグ開幕…亮生が兄超えでアツハヤが好発進 「かき乱して優勝しちゃいます」

【全日本】最強タッグ開幕…亮生が兄超えでアツハヤが好発進 「かき乱して優勝しちゃいます」

『世界最強タッグ決定リーグ戦2025』後楽園ホール(2025年11月22日)
Bブロック公式戦 ○青柳亮生&ライジングHAYATOvs安齊勇馬&青柳優馬×

 世界最強タッグ決定リーグ戦開幕戦のメインで、亮生が兄・優馬超え。アツハヤが好発進を遂げると、ジュニアヘビー級のプライドをあらわにした亮生は「アツハヤがかき乱して、優勝しちゃいます」と予告した。

 『世界最強タッグ決定リーグ戦2025』が今大会から開幕。公式戦が5試合組まれたが、メインイベントでは青柳&安齊と亮生&HAYATOによるBブロック公式戦が行われた。青柳と亮生は青柳兄弟、安齊とHAYATOはELPIDAとして以前はタッグを組んでおり、どちらもアジアタッグ王座を戴冠。今年6月には両チームでベルトを懸けて対戦したこともあった。

 しかし、今回の最強タッグでは組み合わせを変えてエントリー。亮生は「青柳亮生を捨て、安齊勇馬の人気にあやかる害虫・青柳優馬を駆除し、安齊勇馬を救いたい」、HAYATOは「誰かイマイチ覚えてないけど、ここに俺を捨ててった男がいるかもしれない。ボコボコにするよ」と元パートナーに宣戦布告していた。

 アツハヤが同時プランチャで先制したものの、青柳&安齋は冷静に対応し、亮生を狙い撃ちにして主導権。厳しい攻撃が次々と決まり、青柳はパイルドライバーで突き刺すと、スリーパーで弟を絞めに絞める。それでも亮生がなんとか自力でピンチをしのぐと、代わったHAYATOが奮闘。安齊と感情むき出しの攻防を繰り広げて痛み分けに持ち込むと、再び青柳兄弟が対峙した。

 亮生は空中殺法とスピードで兄をかく乱する。引かない青柳のフロントネックロックに捕まったものの、安齊との連係は同士討ちで切り返し、ハンドスプリング式レッグラリアットをズバリ。HAYATOが加勢に入ると、ダイブ式合体コードブレイカー、バックドロップ&ネックブリーカードロップで青柳を攻め立てた。

 亮生のムーンサルトプレスが自爆に終わると、4人が入り乱れての乱戦に。ダブルダウンとなるが、青柳と亮生は必死に立ち上がり、エルボー合戦を繰り広げる。青柳はバックドロップで競り勝つと、安齊がダブルアームスープレックスで援護射撃。青柳はダイビングエルボードロップ、垂直落下式ブレーンバスターから、ロックスターバスターの構えに。粘る亮生は丸め込みを連発して必死の抵抗。旋風脚をぶち込むと、HAYATOもスイング式DDTで加勢する。すかさず亮生はロコモーション式フィッシャーマンズスープレックス、ムーンサルトプレスと青柳にたたみかけた。

 急行した安齊がフォールする亮生をジャーマンでぶん投げて形勢打開。アツハヤにジャンピングニーを乱れ打つと、息を吹き返した青柳はラリアット、ロックスターバスターで亮生を攻め立てる。しかし、亮生もTHE FOLEを防いでこん身のラリアットで反攻。安齊も割って入るが、アツハヤがダブルトーラスキック、合体ハウザーインパクトで戦線離脱に追い込んだ。

 HAYATOが青柳を人でなしドライバーで叩きつけると、アツハヤは同じコーナーに上がる。そして、亮生がHAYATOにスパニッシュフライを仕掛ける形で倒れる青柳に急降下。その名も“シド&ナンシー"で決定機を掴むと、場内が沸騰する中、亮生がファイヤーバードスプラッシュで青柳を沈めた。

 アツハヤが開幕戦で青柳&安齊を撃破。亮生が兄超え、さらにヘビー級超えを果たして、最高のスタートを切った。マイクを持った亮生は「やったぞ! 青柳優馬に青柳亮生が勝ったぞ!」と喜びをあらわにする。

 「戸籍はもうどうでもいいんだよ。いつかの後楽園でエースが言ってましたよ。『全日本プロレスはデカくて強くてカッコいいヤツが集まるリングだ』って。でもな、全日本のリングにはデカくて強くてカッコいいレスラーを倒しちまう小っちゃくて強くてカッコいいレスラーがいるんだ!」とジュニアのプライドを示すと、「この勢いでアツハヤがかき乱して優勝しちゃいますんで、期待しててください」と優勝を予告した。

 亮生にマイクを渡されたHAYATOも「みんな今日楽しかった? じゃあ、いいや。ありがとう」と言葉少なにアピール。最後は亮生が「全日本プロレス、さらに向こうへ!」と叫ぶと、2人の締めを合体させた「Plus Ultra! Let's Punk!」の雄叫びで最強タッグ開幕戦を締めくくった。

 「そう簡単に上手くいくと思うなよ? ヘビー級ども。全員ぶっ潰してやるよ」(亮生)、「デカいヤツばっか勝ってたら、そんなプロレス界面白くないでしょ」(HAYATO)とジュニアヘビー級としての意地をあらわにしたアツハヤ。明日(23日)の沼津大会では世界タッグ王者のザイオン&オデッセイとの公式戦が控えている。今日以上に苦しい戦いが予想されるが、亮生は「もうやろう。勢いでいくしかない。このままいこう」と2日連続のヘビー級狩りを誓っていた。


【試合後の亮生&HAYATO】

▼亮生「HAYATO、やったよ! 見たか? 見ただろ? これがアツハヤだ。デカくて強くてカッコいいレスラーが集まるだけの全日本じゃないよ。デカくて強くてカッコいいレスラーを倒しちゃう小っちゃくて強くてカッコいい俺たちがいるんだ。そう簡単に上手くいくと思うなよ? ヘビー級ども。全員ぶっ潰してやるよ。明日はザイオン…どうする?」

▼HAYATO「1回考えよう。デカいヤツばっか勝ってたら、そんなプロレス界面白くないでしょ。明日もやってやろう」

▼亮生「もうやろう。勢いでいくしかない。このままいこう。HAYATOさん、いきましょう」

▼HAYATO「OK。ありがとう」

▼亮生「いこう」

【安齊の話】「クソ。今日の勝敗で俺の選択が間違ってたとか、正しかったとか、そんなの決めるつもりないけど、俺は今日のこの負けも全部乗り越え、青柳さんとの道を正解してみせます。そして、今日の試合でやっぱり改めて思ったけど、亮生さんの横だと俺の時とは違う表情を見せて、正直悔しいです。でも、このタッグリーグ、今日開幕。俺と青柳さんが必ず優勝するから。俺と青柳さんのこと見ててください。ありがとうございました」

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