『世界最強タッグ決定リーグ戦2025』後楽園ホール(2025年11月22日)
Aブロック公式戦 ○綾部蓮&タロースvs真霜拳號&鈴木秀樹×
綾部&タロースが鈴木を粉砕して、最強タッグ初戦白星。綾部は「今日はまだ序章にすぎないからな。対戦相手、そして観客を絶望の渦に飲み込んでやる」と予告した。
“タイタンズ・オブ・カラミティ"綾部&タロースと前世界タッグ王者の“ましもんず"鈴木&真霜が最強タッグ開幕戦で激突した。2m超えの大巨人コンビは、シリーズ前の記者会見でも圧倒的な存在感を発揮。綾部は「今年の優勝候補はどう見ても我々しかいない」と豪語していた。
序盤から綾部とタロースが長身を活かして攻勢。しかし、鈴木が立ち塞がる。スキを突いて綾部をフロントネックロックでガッチリと絞め上げると、コーナーに押し込んで脇腹にエルボーを猛連打。綾部も振り下ろすようなエルボーで応戦したものの、鈴木は下腹部を容赦なく蹴り上げた。動きの鈍った綾部に対し、真霜が鋭いミドルキックを連打していく。
綾部が意地のブレーンバスターで鈴木に反撃すると、タロースが奮戦。鈴木をパワーファイトで攻め立てると、鈴木を担いだ状態で介入を狙った真霜を蹴り倒し、鈴木をそのまま投げつけた。2人まとめてサイドバスターで叩きつける荒技も披露する。
鈴木&真霜は交互にローキックを乱れ打ち、サンドイッチ延髄斬りも繰り出して、どうにかタロースを足止め。ならばと代わった綾部が鈴木のタッチを防ぎ、フロントハイキック、ランニングネックブリーカーとたたみかけた。一歩も引かない鈴木はショートレンジのドロップキック連発で挽回し、スリーパーに捕獲。すかさず真霜がタロースを場外に分断する。
綾部はなんとかロープに逃れるが、鈴木はぶら下がり式首4の字固めで再度拷問。追撃を狙ってコーナーに上がったものの、綾部が高さのある雪崩式ブレーンバスターで形勢打開に成功した。鈴木はここでもスリーパーで飛びついたものの、綾部はコーナーに押し込んで脱出。タロースの串刺しボディアタック、綾部のフルネルソンバスターが立て続けに鈴木に決まる。真霜が急行しても、大巨人コンビはダブルチョークスラムで排除。返す刀で鈴木にダブルフロントハイキック、フライングラリアット&スパインバスターを決めると、綾部がデスルーレットでダメ押しし、鈴木を葬った。
苦しい闘いを強いられた綾部だったが、最後は勝負所を逃さず、鈴木を粉砕。大巨人コンビが白星発進を果たした。
綾部は「当然の結果だな。鈴木秀樹&真霜拳號、前世界タッグ王者なだけあって、やっぱり強かったよ。ただ、我々タイタンズ・オブ・カラミティはその上をいった。それだけの話だ」と力強く言い切ると、「今日はまだ序章にすぎないからな。対戦相手、そして観客を絶望の渦に飲み込んでやる」と予告した。
【試合後の綾部&タロース】
▼綾部「最強タッグが始まった。開幕戦、当然の結果だな。鈴木秀樹&真霜拳號、前世界タッグ王者なだけあって、やっぱり強かったよ。ただ、我々タイタンズ・オブ・カラミティはその上をいった。それだけの話だ。今日はまだ序章にすぎないからな。対戦相手、そして観客を絶望の渦に飲み込んでやる」
▼タロース「俺たちは約束した。タイタンズ・オブ・カラミティがこのリーグ戦を優勝すると。俺たちにとって誰が相手だろうと、場所がどこであろうと問題ない」
【試合後の鈴木&真霜】
▼鈴木「(苦しそうな真霜を見て)いや、俺のほうがやられてるから。違うでしょ。俺のほうがやられてる」
▼真霜「俺のほうが小っちゃいからさ」
▼鈴木「俺のほうがやられてるから」
▼真霜「いや、体がキツい。なんだ? あいつら…。デケえっすね、あいつら。まあ、初戦ですよ、今日は。まだまだまだ今日負けたからって」
▼鈴木「いやいや、今日勝たなきゃダメでしょ」
▼真霜「いやいやいや」
▼鈴木「今日負けたからいいとかないでしょ。なに言ってんだよ、バカヤロー」
▼真霜「リーグ戦だからさ」
▼鈴木「もういい。喋るとキツいから」
