最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
<僕のヒーローアカデミア>デク、捨て身の陽動作戦が炸裂「最高の頭脳戦」「涙なしでは見られない」と反響

<僕のヒーローアカデミア>デク、捨て身の陽動作戦が炸裂「最高の頭脳戦」「涙なしでは見られない」と反響

アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』第6話より
アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』第6話より / (C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

“個性”を持つことが当たり前となった世界で、ヒーローを目指す少年・緑谷出久(CV:山下大輝)の成長を描く物語「僕のヒーローアカデミア」。TVアニメ最終章となる「FINAL SEASON」(毎週土曜夕方5:30-6:00、読売テレビ・日本テレビ系/ABEMA、ディズニープラス・FOD・Lemino・TVer・Huluほかで配信)。11月8日に放送された第6話は、デクと死柄木弔の高度な頭脳戦と、戦いを見守る仲間たちの祈り、そしてついに死柄木の深層心理にまでたどり着いた「こじ開けろ!緑谷出久!!」。(以下、ネタバレを含みます)

■煙幕とマントで翻弄!デク、捨て身の陽動作戦が炸裂!

ワン・フォー・オール(OFA)を死柄木弔(CV:内山昂輝)に譲渡し、内側から破壊する――。そのあまりにも危険な作戦を成功させるため、デクは死柄木との高度な心理戦に挑む。「何度だって壊してやる」と突進してくる死柄木に対し、デクは六代目継承者・煙(CV:柿原徹也)の“個性”「煙幕」で姿をくらます。これに対し死柄木は、地面ごと「崩壊」させようとするが、デクはあらかじめ「黒鎖」で切り分けていた地面ごと持ち上げることでこれを無効化。さらにグラントリノのマントをデコイ(囮)に使い、死柄木の「危機感知」の裏をかくと、死角から渾身の一撃を叩き込み、ついにワン・フォー・オールの一部である、二代目継承者・駆藤(CV:小野大輔)を死柄木の精神に送り込むことに成功するのだった。

冒頭から、デクの戦闘IQの高さが光る、息をのむ頭脳戦が繰り広げられた。前回吹き飛ばされた際に、すでに次のバトルの布石として「黒鎖」で地面を切り分けていたデク。死柄木の思考を完全に読み切り、複数の“個性”とマントを組み合わせた陽動作戦は見事というほかない。この目まぐるしい攻防には、SNSでも「デクの戦術がエグすぎる! まさにヒーロー分析の賜物」「煙幕とマントの使い方が神がかってる…」「これまでの経験が全部活きてる最高の頭脳戦!」など、その知略に驚きと称賛の声が殺到した。
アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』第6話より
アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』第6話より / (C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会


■「心配すんのは、信用してねェってことになんのかなあ?」――仲間たちの祈りと涙

デクの一撃により、二人の記憶は激しく交錯し始める。二人のバトル空間に、荼毘やトガヒミコら、敵<ヴィラン>連合の面々の過去がフラッシュバックするなど、死柄木の精神もかなり動揺している様子だ。デクはこの機に乗じて追撃を仕掛けるが、それでも死柄木のなお強靭な精神に阻まれ、OFAの完全な譲渡には至らない。一方そのころ、避難所や各戦闘フィールドでこの戦いを見守る人々がいた。壊理(CV:小林星蘭)や洸汰(CV:山崎みちる)が涙ながらにデクの勝利を祈り、クラスメイトの上鳴電気(CV:畠中祐)もまた、八百万百(CV:井上麻里奈)に支えられながら涙を流す。そんなみんなの祈りを受け、デクの動きはよりいっそう輝きを増していくのだった。

中盤は、戦場だけでなく、それを見守る人々のドラマにも胸が熱くなる展開。特に、普段はおちゃらけている上鳴が、デクに対してオールマイトのような絶対的な安心感はないと吐露しつつ、「心配すんのは、信用してねェってことになんのかなあ?」と号泣しながら胸の内を八百万に語るシーンは涙なしでは見られない。このシーンには、「上鳴の涙にもらい泣きした…最高の友達だよ」「エリちゃんと洸汰くんが祈ってる姿で涙腺崩壊」「みんなの想いがデクに力を与えてるの、激アツすぎる」と、仲間たちの絆に感動する声が多く寄せられた。レディ・ナガン(CV:種崎敦美)が言うように、デクは「勧善懲悪を徹しきれない、茨の道に夢を見てる」ヒーロー。その不器用で必死な姿こそが、敵だった者も含め、多くの人々の心を動かし、応援したいと思わせるのだろう。

■記憶の交錯、そして悲劇の原点へ――!志村菜奈、孫と対峙

仲間や市民たちの想いを受け、デクは再び死柄木にOFAの譲渡を敢行。その攻撃は死柄木のガードをぶち破り、今度は七代目・志村菜奈(CV:園崎未恵)を除く歴代継承者たちが死柄木の精神世界へと突入することに成功。そしてデク自身もまた、死柄木の深層意識、悲劇が生まれた志村家へと足を踏み入れることに。そこでデクが見たのは、まだ“個性”が発現していなかった頃の幼い死柄木――志村転弧と、彼を拒絶する父・弧太朗の姿だった。そして、その光景を目の当たりにした志村菜奈は、息子である弧太朗の姿に静かに涙を流す。

壮絶な戦いの舞台は、ついに死柄木の“オリジン”である精神世界へ。シリアスさと緊張感がMAXまで張り詰めた雰囲気のなか、デクは律儀に志村家のインターホンを押そうとしたり、敷居をまたぐ際に「お邪魔します」と一声かけるなど、精神世界にあっても礼儀を忘れない姿はデクらしくて微笑ましくもある。しかし、その先に待っていたのはあまりにも痛ましい家族の記憶だった。ヒーローに憧れる心を父に否定され、誰も助けてくれなかった孤独な少年・転弧。その悲劇の始まりに、彼の祖母である志村菜奈と、ただ彼を救けたいと願うデクがどう向き合うのか。この展開には「ついに死柄木の過去が…辛すぎる」「おばあちゃんと孫がこんな形で再会するなんて」「デクがどうやって転弧を救うのか、目が離せない」と、固唾をのんで見守る声が溢れていた。次回「相澤くんから」は11月15日に放送済み。次回のレビューもお楽しみに!

※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」

◆文/岡本大介
アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』第6話より
アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』第6話より / (C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

あなたにおすすめ