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〈赤坂ライブハウス・バツ印襲撃〉「被害女性に9年間家庭があることを伏せていました」「6月に円満に別れました」逮捕された“ゲス不倫・自衛官は「宿直といって家を空けることも多かった」

〈赤坂ライブハウス・バツ印襲撃〉「被害女性に9年間家庭があることを伏せていました」「6月に円満に別れました」逮捕された“ゲス不倫・自衛官は「宿直といって家を空けることも多かった」

東京・赤坂のライブハウスで16日、出演予定だった40代女性が左腹部などを刺された事件をめぐって、警視庁捜査1課は22日未明、現役の陸上自衛隊員・大津陽一郎容疑者(43)を殺人未遂の容疑で逮捕した。大津容疑者は被害女性と9年間交際していたが自身に家族がいたことを隠しており、男女関係のもつれの線で捜査が行われているという。

9年間家族がいることを隠して交際、3日間家を不在にする日も…

大津容疑者は警視庁捜査1課の調べに対して、「9年前に被害女性と知り合い、交際に至った。自分に家族がいると伏せて付き合っていた」と話しているという。また、「今年6月ごろ、女性側が別れを切り出し、円満に別れた」と供述したことが明らかになった。

知人によると大津容疑者は茨城県出身で、県内の高校を卒業後、2000年3月に陸上自衛隊へ入隊した。初任地で朝霞駐屯地に配属され、2018年ごろ青森県にある八戸駐屯地へ配属を命じられたという。八戸駐屯地では6年ほど勤務し、2024年ごろに再び朝霞駐屯地へ戻ってきた。

陸自は「昨年3月から朝霞駐屯地の第1施設大隊に所属し、重機や機材の管理を担当していました」としている。

大津容疑者が青森県八戸駐屯地に配属されたときにはすでに被害女性とは別の女性と結婚しており、子どももいて単身赴任だったという。

登記簿謄本によると、大津容疑者は八戸駐屯地にいた2019年に約4700万円のローンを組み、東京都練馬区の一軒家を購入した。

「陽一郎さんも当時は喜んでいたそうで、青森からわざわざ東京へ車を出して『契約をしに行く』『印鑑を押してくる』と周囲に話していたそうです。家族思いだなあという印象でした」(大津家と親しい知人)

2024年に朝霞駐屯地へ戻ってきたときは、家庭円満だと周囲は感じていたという。

「陽一郎さんはいつも家を午前7時半に出ていて、約4キロの道のりを10分かけて自転車で出勤されていました。どんなに遅くても家には8時半までに帰っている印象です。ただ、家族には月に何度か宿直があると話していたそうで、2日間帰らない日もあれば、3日間も家を不在にする日もあったといいます」(前出)

また、10月下旬から11月上旬にかけて家族に「富士山へ演習に行く。食事係としてご飯を作る。2週間ほど家を空ける」とも話していたという。

「大津容疑者は家族にバレないよう9年間交際を続け、仕事と称して被害女性と逢瀬を重ねていた可能性が高く、いわゆる“ゲス不倫”です。円満に別れたと供述しているが、被害者側は重傷のため話がまだしっかり聞けていない。どこかで痴情のもつれがあったと思われる」(社会部記者)

子どもたちから「ご飯を一緒に食べたくない」とも言われていた

事件当日、大津容疑者は休日で、東京都・赤坂のライブハウスから約20キロ離れた朝霞駐屯地まで自転車で行き来していた。趣味は体力づくりのランニングで、自宅ではスマホのクロスワードゲームにハマっていたという。

事件現場はライブハウスの前で、被害女性は午後のライブに出演予定だった。ところが、前出の親しい知人は「大津さんは音楽が趣味ということは一切ない」と言い切る。

「大津さんの階級は2等陸曹の中堅隊員でした。勤務態度に問題はないと聞いています。出世欲がない人ですから、誰かを蹴り飛ばして上に進んでやろうという野望とか持った人ではありません。ただ、音楽が好きなんて聞いたこともありません」(前出・知人)

また、食事係をしていたものの、家庭的な面も特になかったようだ。

「自ら家事に参加することはなかったそうです。言われればやっていたという感じ。自転車のタイヤのパンクを直してと言われれば直すし、電球の交換をしてと言われれば、交換をすると聞いています」

近隣住民は「地域の絆が深い所ですが、陽一郎さんが特段地域のイベントや祭りなどに参加をすることはありませんでした。本人も仕事がお忙しいのでしょう。仕方ないですね」と語る。

「正月に親族と思われる子どもたちが来たら、面倒見の良い印象でした。『うるさいやつが来た』と冗談半分で言っていたり、怒る時はちゃんと『うるせーぞ』と怒ったりする印象です。小さい子どもたちからはなつかれていた様子です」(近隣住人)

家庭がいることを隠し、妻と元恋人を裏切った大津容疑者は、警視庁の調べに対して「私はやっていない」「事件当時は朝霞駐屯地にいた」と容疑を否認しているという。“ゲス不倫”オトコへの捜査は続くーー。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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