フェラーリのルイス・ハミルトンは、F1ラスベガスGPの予選をまさかの最下位で終えた。メルセデスに在籍していた昨年は2位フィニッシュした舞台でまさかの失速……この結果にハミルトンは落胆した。
「これまでのキャリアで、最も厳しい予選だったかもしれない。タイヤをうまく機能させることができなかった」
「しかも、残念ながらイエローフラッグが振られてしまった。同じなんだけど、別の週末になってしまったみたいだ」
そう語るハミルトンは、次のように続けた。
「最終コーナーでイエローフラッグが振られてしまい、アクセルを緩めなければいけなかった。そしてフィニッシュラインを越えた時には、レッドシグナルになっていた。でもまあ、グリップが足りなかったから、それほど大きな違いはなかったかもしれない」
ハミルトンはFP3までマシンに大いに手応えを感じていて、好結果は間違いないと期待していたという。それだけにこの予選順位は、落胆という言葉では言い尽くせないほどがっかりしたようだ。
「FP3ではマシンのフィーリングが最高で、正直に言って……本当に興奮していたんだ。やっと良い1日になると思っていたんだけど、残念ながらそうはならなかった」
「もちろん、ひどい気分だ。良い気分であるわけがない。でも、今はただこの気持ちを受け止めるしかないんだ。明日は必ず巻き返す。つまり、練習走行を全てうまくこなすという点では、できる限りのことをした」
「僕らが最速だと思っていたんだ。しかし予選は20番手……今年はこれまでで、間違いなく最も厳しい1年になっている」
しかしハミルトンは、厳しいながらも前を向く。
「明日挑戦するよ。マシンは本当に良いモノに仕上がっていると思う。20番手から巻き返すのは、本当に、本当に大変だろうけどね」

