古都の玄関口として、多くの人が行き交う京都駅。京都ならではの伝統の味わいや、近隣地域の特色を生かした、個性豊かでバラエティーに富んだお土産が用意されています。
JR東海リテイリング・プラスは、2025年10月1日~31日にかけ、京都駅のお土産に関する調査を実施し、その結果を「京都駅 人気土産ランキング」として発表しました。
数ある京都駅のお土産の中で、2025年10月に人気を集めたのはどの商品だったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう。
(出典元:JR東海リテイリング・プラス「京都駅 人気土産ランキング(2025.10.1-31)」)
第2位:赤福餅(赤福)
第2位は「赤福餅(赤福)」でした。「PLUSTA京都幹線中央改札内」「PLUSTA Giftアスティ京都」など、複数の場所で購入できます。
三重県伊勢市に本店を置く、1707年創業の老舗和菓子店「赤福」の看板商品です。赤福餅は、お餅の上にこしあんをのせたシンプルな和菓子。形は伊勢神宮神域を流れる五十鈴川のせせらぎをかたどり、あんの筋の形で清流、お餅で川底の小石を表現しています。
300年以上の歴史を持つ伝統の和菓子。1900年には、正岡子規が「到来の赤福餅や伊勢の春」と詠んだとも伝えられています。近畿地方を代表する和菓子の一つであるところはもちろん、消費期限が「製造日含む3日間」と比較的短いこともあり、アクセスに優れる京都駅で購入できる点も支持を集めたのではないでしょうか。
第1位:阿闍梨餅(満月)
第1位に輝いたのは「阿闍梨餅(満月)」でした。「PLUSTA Giftアスティ京都」「プレシャスデリ&ギフト京都」などで購入できます。
京都府京都市左京区に本店を置く、1856年創業の和菓子店「満月」の看板商品です。満月では、対象のお菓子のために素材を厳選し、よりおいしく味わってもらうため、「1種類のあんで1種類の菓子しか作らない」という基本方針を掲げています。そのため、「阿闍梨餅」「満月」「京納言」「最中」の4種類のお菓子のみを製造しています。
阿闍梨餅は、もち米・氷砂糖・卵で作られたモチモチの生地に、丹波産の大納言小豆の粒あんをたっぷり包んで焼き上げた半生菓子。円形の笠のような形が特徴で、しっとりとした食感の生地と自家製あんの絶妙な味わいが評判の逸品です。

