『AEWサタデー・テイルゲート・ブロウル』が現地時間22日、ニュージャージー州ニューアークで行われ、オカダ・カズチカとKONOSUKE TAKESHITAがエチセロとのドン・キャリス・ファミリートリオでCMLL世界トリオ王座に挑戦。オカダのレインメーカーがTAKESHITAに誤爆した末に敗戦となり、二人の関係修復はならなかった。
オカダは11・19ダイナマイトでマスカラ・ドラダとの一騎打ちに勝利し、“エル・スカイチーム"ドラダ&ミスティコ&ネオンの持つCMLL世界トリオ王座への挑戦を決定。ドン・キャリスはオカダのパートナーにエチセロ、TAKESHITAを指名した。オカダとTAKESHITAは同じDCFに所属しながら互いに相容れず犬猿の仲。10・18『レッスルドリーム』ではAEW世界タッグ王座に挑んだものの、ブロディ・キング&バンディードに敗れ、ベルト獲りに失敗している。
チームワークが不安視される中、迎えたCMLL世界トリオ王座挑戦。そこにオカダの姿はなかった。それでもTAKESHITA&エチセロが入場直後の王者トリオを襲撃して開始のゴング。エチセロはイスを利してのアームブリーカーでミスティコの右腕を破壊。試合続行不可能と判断されたミスティコはバックステージへと運ばれていった。TAKESHITAはドラダをスリーパーで絞め上げたが、エチセロとのツープラトン攻撃が不発に。二人はドラダとネオンのトペ同時発射を食らった。
ここでオカダが車で会場の駐車場に到着。会場内へと向かう中、試合はそのまま『AEWフルギア』へと突入した。そしてオカダが遅れて登場。リングに上がったオカダはTAKESHITAと近距離で向き合い、右手を差し出す。TAKESHITAが握手に応じようとするとオカダは中指を突き立てた。
次の瞬間、オカダとTAKESHITAはドラダ&ネオンによって鉢合わせにされてしまう。それでもオカダがドラダ、TAKESHITAがネオンに雪崩式ブレーンバスターを同時に狙うものの不発に。そこへ右腕にテーピングを施したミスティコがやってきた。オカダとTAKESHITAはトペレベルサ、フライングボディアタックでまとめてなぎ倒され、TAKESHITAがミスティコのラ・ミスティカに捕まった。
するとオカダがカットに飛び込んだが、返す刀でTAKESHITAを何度も殴打し、場外に叩き落とした。オカダはネオンにドロップキックを見舞ったものの、レインメーカーは空を切り、飛びつきアームホイップで撃退されてしまう。ならばとTAKESHITAがひとでなしドライバー、ジャーマンの連続攻撃に出たが、ワガママ、オカダのレインメーカーが誤爆寸前となり、不穏な空気が漂った。
それでもTAKESHITAがレイジングファイヤーで仕上げに入ろうとしたが、オカダが妨害。レインメーカーを繰り出したものの、ドラダが回避してTAKESHITAに誤爆してしまった場外に蹴散らされたオカダとTAKESHITAはドラダとネオンの同時ケブラーダを被弾。最後はエチセロがミスティコのラ・ミスティカに敗れた。
ベルト獲りを果たせなかったものの、オカダは試合後、花道上に座り込んで満足げに拍手。TAKESHITAが詰め寄ると、キャリスが間に入って二人をなだめた。トリオ王座挑戦の荒療治も奏功せず。やはりオカダとTAKESHITAの関係修復はならなかった。

