奈良県には、県庁所在地である奈良市を中心に、天理市や橿原市などに私立高校が点在。中高一貫校や大学付属校など、特色はさまざまです。
ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、奈良県在住の50代を対象に「子どもを入学させたい奈良県の私立高校はどこ?」というテーマでアンケートを実施しました。
地元である奈良県に住む50代の人から「子どもを入学させたい」と支持を集めたのは、どの高校だったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう。
第2位:西大和学園高校
同率での第2位となったのは、河合町にある「西大和学園高校」でした。得票率は15.3%となっています。1986年に高校が、続いて1988年に中学校が設立された中高一貫です。2015年には高等部に東大・京大・国公医コースが設置され、「進学を目指す」という理念をさらに深めました。
また、2002年度から文部科学省によるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の指定を受けており、「高大産連携型課題研究」として企業視点での助言を受けながら研究を行う「企業研究コース」や、大学の研究整備を用いた「ラボステイ」などを展開。理系科目などに興味関心のある生徒にとっては、魅力的な環境が整っているといえるでしょう。
第2位:奈良学園高校
同じく第2位となったのは、奈良市にある「奈良学園高校」でした。1979年に開校した中高一貫校です。学校法人奈良学園の展開する高校のひとつで、県内には奈良文化高校や奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校なども設置されています。文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の指定を受けており、校内にある広大な里山や沢を生かした環境保全教育が大きな特徴です。
ほかにも、全国の大学などを訪れる「国内研修」や、海外の高校との交流を行う「海外研修」など、SSHとしての活動を通して自然科学への興味関心を深めることができる環境が整っているといえそうです。高校からの募集も行っていますが、学習面においては中学校から6か年の一貫教育を基本としており、将来の進路に応じた指導が進められています。

