2025年のラスベガスGPは、レッドブルにとってホンダ(HRC/ホンダ・レーシング)製パワーユニット(PU)で戦う150戦目となった。しかしその関係もあと2戦。レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、「とても良い関係だった」と振り返った。
レッドブルは2019年シーズンからホンダPUの搭載をスタート。同年のオーストリアGPでは、マックス・フェルスタッペンの手により、レッドブル・ホンダとしての1勝目を飾った。そして2021年には、そのフェルスタッペンがチャンピオンに輝き、レッドブル・ホンダにタイトルをもたらした。同年限りでホンダは一時F1から撤退したものの、翌年からはHRCを介してPUの供給を継続。そのタッグは、今回のラスベガスGPをもって150戦を数えることになった。
この間、合計69勝。2度のコンストラクターズタイトルと、4度のドライバーズタイトルを獲得する黄金期を築いた。
レッドブルとホンダのコラボレーションが150戦目となったことについて尋ねられたマルコ博士は、これについて次のように語った。
「彼らとは、とても良い関係だった。しかし残念ながら終わりを迎えてしまう」
今季限りでこのコラボレーションは終了。レッドブルはフォードのサポートを受けて自社製PUを開発し、ホンダはアストンマーティンを新たなパートナーとしてF1に正式復帰することとなる。
レッドブルの前チーム代表だったクリスチャン・ホーナーは以前(2023年5月)、こんなことを語っていた。
「もしホンダの撤退がなければ、我々はこのような動き(自社製PUを開発すること)をすることはなかっただろう。多くの点で、我々が独自のPU施設を作ることを後押ししてくれた彼らには感謝すべきだ」
今回マルコ博士も、同じようなことを語った。
「彼らは(F1から撤退する)決断を下し、我々は独自のPUを開発しなければならなくなった。それがどういう状況に繋がっていくのか、見守っていくことにしよう」
その自社製PUの開発状況はどうなのか? マルコ博士は説明する。
「社内では満足している。しかし他のチームと同様、ライバルの数値は把握できていない。エンジンだけでなく、燃料やバッテリー、そしてマシンもそうだ。だが、それ(全てを自社内で開発すること)が我々にとって、大きなアドバンテージになると考えている」
「ドライバーは、バッテリーのパワーを賢く使いこなさなければいけない。そして速く走りながらも、そういうことを考えることができるドライバーが、我々にはひとりいる。それはアドバンテージになるはずだ」

