ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは、F1ラスベガスGPの決勝レースを9番手でフィニッシュ。マクラーレンの2台が失格になったことで7位になった。
ヒュルケンベルグはハードタイヤを履いてスタートしたドライバーの中では最上位でフィニッシュしたドライバーである。
グリッド上の多くのドライバーがミディアムタイヤを履く中、ヒュルケンベルグは11番手グリッドから、ハードタイヤを履いてレースに挑んだ。そして誰よりも遅い30周を走った段階で最初のピットストップを行ない、ミディアムタイヤに履き替え、残り20周をこのタイヤで逃げ切り。好結果を手にした。
「良い戦略だった。最初の10周から15周を過ぎた頃には、前を走るミディアムタイヤを履くドライバーたちでさえ、タイヤのデグラデーションが無いのが見えた。彼らのタイヤには、グレイニング(ささくれ摩耗)も見られなかった」
戦略について尋ねられたヒュルケンベルグはそう語った。
「タイヤのフィーリングも悪くなかった。今週末はハードタイヤがベストだったんだろうね」
「フェルナンド(アロンソ/アストンマーティン)がピットインし、オリー(オリバー・ベアマン/ハース)がロックアップしたことで、彼がピットインする直前に捕まえることができた。だから、少なくとも彼らには勝てると、その時に確信したんだ」
「僕の前でスタートしたドライバーたちは、僕らよりも少しばかり速かったと思う。だから、僕としては最高のパフォーマンスを引き出すことができたと思うよ」
なお最初のスティント終盤、ヒュルケンベルグの後方には、予選で大失敗したルイス・ハミルトン(フェラーリ)が迫ってきていた。しかしヒュルケンベルグがこれを抑え切り、ハミルトンはたまらず先にピットイン。その1周後にヒュルケンベルグもピットインしたが、ハミルトンの前をキープすることができた。
ヒュルケンベルグとハミルトンは、いずれもハード→ミディアムと繋ぐタイヤ戦略だったが、後半スティントのヒュルケンベルグのペースが速く、ハミルトンを引き離していくことになった。
「僕らは共にハードタイヤを履いてスタートした。そして、彼の方が先にピットストップをしたんだ。僕らはそれに反応した。彼らのピットストップは少し時間がかかったから、それが僕らにとっては助けになったね」
そうヒュルケンベルグは語った。
「ミディアムタイヤに履き替えた後は、そのタイヤをうまくコントロールできそうだった。そしてどんどんペースを上げていった。一方で彼は少し苦労していたみたいだ。後半には、少しペースが落ちたからね」
「だから結果的にはかなり楽な展開になったよ」

