11月12日、帝国データバンクが発表した日本の「社長の趣味」調査によると、2025年における社長の「趣味」で、最も多かったのは全世代で「ゴルフ」だった。
ゴルフは、国家外交のほか、多くのビジネス漫画や小説でも描かれているように、重要なコミュニケーションを必要とする場で多く用いられる。
「若者のゴルフ離れ」が叫ばれる中、30代以下の若い社長にも、ビジネスにおけるコミュニケーションとして「ゴルフ」のプレーが有用だと認知されている。
他社とのつながりや新たなビジネスチャンスとの出会いなど、企業の将来的な発展につながる多くのメリットがあり、年配の社長から若手社長まで「まずはゴルフ」という流れが定着しているようだ。
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ゴルフ以外にも「ウインタースポーツ」や「サッカー」「野球」も人気
一方で、50代以上は、「ウインタースポーツ」が上位に入ってきており、1970~80年代にかけての「スキーブーム」の影響を受けた年代であることから、現在でも趣味として愛好する社長が多いとみられる。
さらに若い30代以下の社長では、「サッカー」や「野球」が続き、いずれもスポーツが上位に。スポーツ観戦のほか、自らがプレーするなどアクティブさが目立った。
それ以外でも、キャンプなど「アウトドア」系や、ジム・フィットネスクラブで鍛える「トレーニング・ジム」なども人気。反面、ゴルフに次ぐ2位は「読書」とインドア派も健在。
社長の趣味も定番の「ゴルフ」から、アクティブ系やインドア系などに多様化してきている。この変化は、企業文化やビジネスのあり方にも影響してくるだろう。
今後、社長の趣味の動向を注視することで、ビジネス界のトレンドや新たな機会を見つける手がかりとなるかもしれない。
「週刊実話」12月4・11号より
