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フェルスタッペンの強さに絶対的信頼を寄せるレッドブル首脳陣。マルコ博士、マクラーレンの無線指示を嘲笑「マックスを攻撃しろだってさ」

フェルスタッペンの強さに絶対的信頼を寄せるレッドブル首脳陣。マルコ博士、マクラーレンの無線指示を嘲笑「マックスを攻撃しろだってさ」

F1ラスベガスGPは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが、1コーナーで首位に立つと、そのまま50周のレースを逃げ切ってみせた。結果的に失格になったマクラーレンのランド・ノリスも、まったく太刀打ちできなかった。

 ポールポジションからスタートしたノリスは、フェルスタッペンを封じるためにマシンを執拗にインに寄せた。しかしターン1のブレーキングで失敗。これでノリスはフェルスタッペンに首位を明け渡しただけでなく、メルセデスのジョージ・ラッセルにも抜かれて3番手に落ちた。

 最初のスティントではラッセルがフェルスタッペンを猛追。しかし順位は変わらず、ピットストップを迎えた。

 残り16周というところでノリスはラッセルを捉え、2番手に浮上。この時、首位フェルスタッペンとの差は5秒弱であった。そしてノリスに無線が飛んだ。「我々はマックスを追い抜く」と。

 しかしフェルスタッペンは、まだまだパフォーマンスを隠し持っていた。マクラーレンの無線メッセージを知ると一気にペースを上げ、ノリスとの差をみるみるうちに広げていった。


 最終的にノリスは燃費をコントロールしたことでペースダウン。フェルスタッペンはノリスに20.7秒の差をつけ、トップチェッカーを受けた。

 レッドブルのヘルムート・マルコ博士は、フェルスタッペンの対応力に改めて驚き、彼が完全にレースをコントロールしていたと説明した。

「彼は後方のマシンのペースを楽々に維持し、タイヤを労ることができた」

 マルコ博士はレース後にスカイスポーツ・ドイツにそう語った。

「それに、我々は他よりも長くコースに留まることができた」

「もちろん、我々はライバルたちのタイヤの状態を把握していたが、一番面白かったのはマクラーレンから届いたメッセージだ。『マックスを攻撃して、オーバーテイクしろ!』と無線が飛んだ。しかし彼(フェルスタッペン)は状況を確実なモノとするため、次々にファステストラップを記録していった」

「しかし彼は非常に自信を持って、楽々とそれをやってのけた。問題はまったくなかった。ランドは終盤に少し問題を抱えたようで、2〜3秒ほどペースを落とした。残念ながら、それを活かせるドライバーはいなかった」

「しかし1周目について言えば……マックスがスタートで勝ったとは言えない。彼はノリスのミスを誘ったのだ」

 マルコ博士はその後、報道陣を前にした取材にも応じ、「信じられないほどの、マックス・フェルスタッペンのショーだった」と語った。そしてレッドブルのローレン・メキーズ代表も、同じようにフェルスタッペンのパフォーマンスを賞賛した。

「彼のペースはおそらく、これまで見てきたモノよりもさらに速かったと思う」

 そうメキーズ代表は語った。

「第2スティントでは、ランドがプッシュしてきた時にペースを上げるように、何度か指示した。その度に、彼はペースを上げてくれた」

「だから彼のパフォーマンスは驚異的だった。今週末は、1度もプラクティスをまともにできなかったため、誰も適切な準備ができなかった」

「日曜日にあれだけの強さを見せたこと、タイヤのデグラデーション、パフォーマンス、レースペース……マックスがまたも素晴らしい走りを見せてくれたことは、本当に素晴らしいと思う」

■残り2戦、24点差……結末はまだまだ分からない

 今回のレース終了後、マクラーレンの2台が失格。この結果フェルスタッペンは、ランキング首位のノリスとのポイント差を24にまで縮めた。そしてランキング2番手のオスカー・ピアストリとは同点だ。シーズン序盤のマクラーレンの優位性を考えれば、ここまで巻き返したことは驚くべき成果だと言える。

 今季残りは2戦。ノリスが有利であることは揺るがないが、それでもここ最近の勢いを考えれば、フェルスタッペンが大逆転でチャンピオンを獲得しても決して不思議ではない。

「ドライビングと彼のパフォーマンスに関して言えば、彼はこれまで見てきたどのグランプリよりも優れている。あるいはそれ以上だ」

 そうメキーズ代表は語った。

「今年はそういう例が数多くある。シーズン序盤は苦戦していたことは承知している。スタッフはマシンを立て直すために、素晴らしい仕事をしてくれた」

「そして今、彼は再び勝利を目指して戦うことができるようになり、次々に素晴らしい走りを見せている」

「我々は常に言ってきた通り、レースごとに勝利を目指している。しかし勝ちは勝ちだ。勝つことがどれほど難しいかは、皆さん忘れがちだ。全てを完璧にこなさなければ、勝つことなどできない。それが我々の考え方だ」

「我々は全てのレースに集中している。皆さんは、カタールGPがラスベガスと全く異なる状況になるとは思えないかもしれない。しかし、ラスベガスとは真逆の場所だ。だからこそ、我々はリセットして、週末を最高のモノにしようと努力している」

Additional reporting by Ronald Vording and Filip Cleeren

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