3. 自意識過剰になってしまう原因とは?

自意識過剰を克服するには、まず原因を正しく知ることが大切です。
「なぜだか分からないけど生きづらい」「どうすれば人とうまく付き合っていけるのかが分からない」と悩んでいる人は、この機会に自分の内面とじっくり向き合ってみましょう。
子どもの頃からのことをいろいろと思い出す中で、自分でも気づかなかった意外な原因に思い当たるかもしれませんよ。
親にありのままの自分を認めてもらえなかった
小さいころに親から「あんたは本当にダメな子ね」と詰られたり、よその子と比べられたりして育つと、「ありのままの自分には価値がないんだ」と思うようになります。
そのため自己肯定感が低く、自分で自分を認めることが苦手。
親や他人に気に入られるためには無理をしてでも理想の自分に近付かなくてはならないと頑張るので、それが結果的に自意識過剰な態度に映ってしまうのです。
好かれるための行動で逆に敬遠されてしまうのですから、どうしていいのか分からず本当に辛いですね。
他人から深く傷つけられた経験がある
他人から深く傷つけられた経験があると人を信じる力が弱くなり、「自分は好かれにくい人間だ。誰かと接するのも怖い」と思うようになります。
そのため、友達や同僚と一緒に何かをする時はもちろん、見ず知らずの他人と映画館などで同じ時を過ごすような時まで緊張し、「嫌われないようにしなきゃ」と気が抜けません。
しかし、このような態度は相手を全く信用していないのと同じ。
その気持ちが伝わり、居心地の悪い思いをさせてしまうので、自意識過剰な人は円満な人間関係を築きにくいのです。
成功体験が少ない
日本の学校では「みんなと同じ課題を同じレベルでこなすこと」が求められるため、そこからはみ出してしまう子どもは落ちこぼれ扱いされたり、問題児と認識されてしまったりします。
そのため、苦手なことの多い子どもは成功体験を積みにくく、「自分はダメな奴なんだ」と自信をなくしてしまうのです。
成長する過程で運よく自分の長所を認めてもらう体験ができると良いのですが、残念ながらそのまま大人になってしまうケースも少なくありません。
4. 自意識過剰になってしまう心理とは

原因が分かったところで、次に自意識過剰になってしまう心理について考えてみましょう。
なぜそこまで他人の目を意識してしまうのか。本当にありのままの自分ではダメなのか。
心の癖に気付くことで自分を縛っていたものから解放されることもあるので、やってしまいがちな行動やその時の気持ちなどについてじっくり考えてみてください。
自分自身の評価 < 他人からの評価になっている
ありのままの自分に自信がない自意識過剰な人にとって、重要視すべきなのはいつだって他人からの評価です。
そのため、何をするにも「本当にこれでいいのだろうか」と確信が持てないし、ちょっと他人からダメ出しされただけで自信を失ってしまう。
つまり、自意識過剰な人は、他人に流されるばかりで自分の人生を生きていないのですね。
やりたいことを我慢して他人に迎合することが多くなるので、ストレスは溜まる一方です。
理想の自分になることで人から認められたい
親や周りの人から「あなたはダメね」と言われることの多かった人は、常に自分を律し、理想の姿でいなければ存在するのを許されないと思っています。
そのため、見た目もいつだって完璧でなければいけないし、仕事でミスをして周りに迷惑をかけることなんかとても耐えられない。
女の子とデートをする時も、あらかじめ練っておいたプランに沿ってスマートにエスコートしなくてはならないと思い込んでいるので、イレギュラーなことが起きると余裕をなくしてイライラしてしまいます。
失敗するぐらいなら新しいことには挑戦しない
自意識過剰な人の心は、抱えきれない不安や緊張でいっぱい。
そのため、何か新しいことに挑戦して失敗し、軽蔑や嘲笑の的になるのが怖くて、つい安全な道を選んでしまおうとします。
堅実な人生と言えば聞こえはいいですが、限りある一度きりの人生なのにやりたいことをやらないのはもったいないですね。
また、無意識に「だって……」「でも……」という口癖が多くなるので、一緒にいる人まで暗い気持ちにし、イライラさせてしまうことも多いです。
被害妄想が強い
自意識過剰な人は常に自分への評価を気にしているので、周りでヒソヒソ話をしている人がいれば、自分の悪口を言っているのではないかと気になってしまいます。
他にも、誰かが褒められれば勝手に比べられたような気になって落ち込むし、ちょっとダメ出しされただけで人格まで否定されたかのように落ち着かなくなってしまう。
なんとも疲れる生き方ですが、自分でもどうしようもないことなのですね。
