岡村「これ1回で終わらせていいものかどうか」
――すでに大きな反響ですが、当時のめちゃイケと比べてどのような手応えをどう感じていますか。
矢部 別物な印象を受けました。「めちゃイケじゃないな」と思いましたね。全部をドキュメントにしていくのは、めちゃイケスタイルですけど。現場はテレビのときと変わらないですけど、出来上がりがやっぱり長い(笑)。
この配信を見て、地上波時代は、泣く泣くカットしたところが多かったんやろうなと思いましたね。だから、めちゃイケを配信でやれたことが、今回いちばん大きかったんじゃないかな。めちゃイケの続きですけど、「初めての作品」ですよね。
――岡村さんも、当時のめちゃイケに負けないくらいの作品ができた感覚がありますか。
岡村 いや、60分でやってるときよりも面白いと思いますよね。(配信は)泣く泣く切ったところが少なくて、面白いところを残してくれてはりますから。
1本1本も、韓国ドラマで慣れているのか、長くてもぜんぜん見られる。”配信慣れ”してきてるのもあって、CMなしで1時間超えてもぜんぜん見られましたね。
――今回、ナイナイのおふたりも納得のいくものができたことで、今後の展開について思うことを聞かせてください。
岡村 じゃあ、このあとどうするのか、とは思っていますね。「これは、ひとつのきっかけじゃないんですか?」と僕は思っていて、「はて」というところです。これ1回で終わらせていいものかどうか。
また、ここから6年ぐらい休むのか。6年休んだら、もう61歳ですから。そのときに何か踊ってくれと言われても、それはもうさすがに知らんで、と(笑)。もうアキレス腱どころやないと思います。
今回の配信がきっかけで、こんなんもできるな。あんなんもできるなーって。「めちゃイケのコンテンツは、他にもいろいろあるやん」って思うんですけどね。それはもう誰が動くのか。誰がまた声をかけてくれるのかわかんないですけど、せっかくやったらという思いはあります。

矢部 今回出ていない、めちゃイケメンバーが他にもいますからね。ネットニュースでよゐこが仲悪いっていうのも見たんで。
一同 (笑)
矢部 やっぱり、仲直りさせてあげたいですよね。本当のところはどうなのかは、知らないですけど(笑)。
岡村 1人はもう松竹(芸能)じゃないですしね。
矢部 そうそう。いろいろ変わったんでね。
岡村 難しいですね。吉本じゃない人もいる。松竹じゃない人もいる。カナダにいる人も。なんかもう、ようわかりませんもんね(笑)。
矢部 本来、辞めるべきやつが吉本にまだいる。不思議。
岡村 あっち側が辞めてしまう。お前はまだいるのか、みたいなところもありますので、これはこれでまた、めちゃイケの面白いところ(笑)。何かまた今後があるのであれば、面白くできるんじゃないかなとは思ってますけどね。
