・いくぜ鳥取東部
まだ1カ所目だというのにトンでもない文字数を割いてしまった。ここからは駆け足で進めさせていただく。
2カ所目『若桜(わかさ)町』。
3カ所目『八頭(やず)町』。
私はこの周辺を訪れるのが初めてなのだが……先ほどの若桜町に引き続き、スタンプ設置場所である道の駅があまりに楽しすぎて滞在時間が長くなってしまっている。同じ鳥取県でも、ところ変わればこうも品揃えが違うものなのか。
我慢できずおいしそうなラスクを購入。「駆け足で」と言ったそばからアレなのだが、せっかく遠くへ来たんだから、これくらいの余裕は持ってもいいんじゃないの? って気もしてきたなァ。
4カ所目『岩美(いわみ)町』。
ビーチ沿いという最高のロケーションでテンション上がったが、ここで新たな問題が浮上した。
ポケふたの場所からポケふたスタンプの設置場所まで、車で8分もの距離があるのである。確認したところ全20のポケふたのうち、4カ所が “ポケふたとスタンプの場所が離れている” ようだ。車がなかった場合を想像するとエグすぎてハンドルを持つ手が震えた。
5カ所目『鳥取市福部(ふくべ)町』。
ここは鳥取砂丘から目と鼻の先。せっかく鳥取へ来といて、砂丘のひとつも見られないのでは友人があまりに不憫である。時間はないけど拝むだけ拝んどこ、砂丘!
ちなみにこの日は灼熱の8月17日。本当に一瞬だけ拝んで我々は砂丘を後にした。
6カ所目『鳥取市浜坂』。
ここはちょっとした遊園地の敷地内なのだが、ポケふたならびにスタンプは有料エリアより手前にあるのでご安心を。
時刻は15時30分。これにて鳥取東部エリアのポケふたを制覇したことになる。ヤバい。想定より時間を食っているッ……!
・駆け抜けて中部
次の目的地・中部エリアまでは車で40分ほどかかるのだが、中部のポケふたは比較的密集しているため、ひとたび到着してしまえば早い。
7カ所目『湯梨浜(ゆりはま)町』。
8カ所目『倉吉(くらよし)市』。
9カ所目『三朝(みささ)町』。
ここは県内有数の温泉地。できれば足湯にでも浸かりたいところだが、もう日が暮れはじめているので先を急ごう。ちなみにこの日、我々は車内でお菓子をつまんだ以外に一切の食事をとっていない。ポケふた巡りって……ラクじゃねぇ。
10カ所目『北栄(ほくえい)町』。鳥取県内の観光案内所や道の駅の営業時間は遅くとも18時ごろまで。今日のところはここが最終地点だろう。とりあえず半分までこれたのだから上出来だ。
せっかくなので近くにある『青山剛昌ふるさと館』に寄り道した。北栄町は『名探偵コナン』を描いた人の出身地である。すでに閉館していたけど、気分だけでも……ね!
「中部の残りは明日回収しよう」ってことで一路、宿泊予定の境港市(県最西部)へ車を走らせる。
11カ所目『琴浦(ことうら)町』。時刻は18時40分。どのみちスタンプを回収するため明日また来る必要があるのだが、あまりにも通り道なので立ち寄った。
すると…………ン!?
道の駅、開いてないか!?!?!?
公式サイトにも「営業時間は17時15分まで」と確かに記載されているのだが、どういうワケか道の駅は開いていた。理由は分からない。ただ「道の駅は確かに開いていた」……これはまごうことなき事実だ。
かくして思いがけず中部エリアのポケふたも制覇した我々。こればかりは、事前の予測が絶対に不可能な展開だった。現場へ行った者だけが感じられる、喜びを通り越した感動がそこにあった。この旅で最もエキサイトした瞬間だった。
タイミングを待っていたかのように日が暮れ、宿泊地の境港に到着したころ、時刻は21時を回ろうというところだった。明日は7時起きだが、果たしてビールなんか飲んでる場合なのだろうか? そして我々は無事、残りのポケふたを制覇できるのか……?
次回、鳥取ポケふたRTA後編『クライマックスで事故に巻き込まれるの巻(ガチ)』お楽しみに!
