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ウイリアムズ久々表彰台はサインツが先取り! でもアルボンの”美しき”スポーツマンシップにファン感激『フランク・ウイリアムズも誇るはず』

ウイリアムズ久々表彰台はサインツが先取り! でもアルボンの”美しき”スポーツマンシップにファン感激『フランク・ウイリアムズも誇るはず』

F1アゼルバイジャンGPでウイリアムズはカルロス・サインツJr.が3位表彰台を獲得。チーム再建を目指す中、チームメイトが先んじて挙げた好結果を、アレクサンダー・アルボンが祝福した。ファンはそうした姿をとても好意的に受け取っているようだ。

 アゼルバイジャンGPでサインツJr.は好調な走りを見せ、土曜の予選では2番手フロントロウを獲得。決勝レースでも上位を走り続け、3位でフィニッシュした。今シーズンからチームに加入したばかりのサインツJrが、早くも表彰台をもたらしたのだ。

 この3位という結果は、チーム再建を進めているウイリアムズにとって非常に喜ばしい結果となったことは間違いない。その一方で、チームメイトのアルボンの行動も、ファンの間では話題となった。

 ウイリアムズの中心ドライバーとして近年を過ごしてきたアルボンは、今回チームメイトとは異なり後方スタートで、さらにフランコ・コラピント(アルピーヌ)との接触で10秒ペナルティという痛手も経験し、13位という悔しい結果に終わっていた。

 表彰台もチームメイトに先取りされてしまった格好だが、アルボンはサインツJr.が成功に浸っている中、満面の笑みを浮かべていた。

 当然のように、こうしたアルボンの姿はファンの間で話題となった。そして、アルボンの行動だけではなく、ジェームス・ボウルズ代表が率いる現在のウイリアムズに浸透するスポーツマンシップ精神にも注目が集まった。

 Xの投稿に対しては、こんなコメントも寄せられていた。

「心からチームを祝福できる! ジェームズは素晴らしい人だし、カルロスもアレックスも本当にいい人たち。故サー・フランク(ウイリアムズ/チーム創設者)も誇りに思うはずだ!」

 また別のコメントでは「彼は最高のチーム代表の一人だ! あんなに幸せそうにしている」とも称賛された。

「これは最高に愛らしい。アレックスは究極のスポーツマンだ」と投稿するファンもいれば、「TEAMにME(自分)はない」と強調する声もあった。また、「互いへの敬意とチームへの尊重が見られて最高だ。ウイリアムズに必要だった完璧なデュオだ」という声も上がった。

 こうしたファンの声には、ウイリアムズのスポンサーであるガルフ・オイル・インターナショナルも反応した。

 こうして話題を呼んだサインツJr.にこれらの反応へのコメントを求めると、改めてチームへの信頼は揺るぎないものがあると語った。

「今年は本当に厳しいシーズンになっている。でも正直言って、チームを移籍したドライバーの中で、自分が一番早くマシンに順応し、シーズン序盤から速さを見せていたと思う」

「ただ理由は分からないが、12〜14戦連続で毎回何かしらのトラブルが発生していた。速さがあって、すべてがうまくいっているように見えても結果につながらなかった。それは自分にとっても、エンジニアにとっても精神的にとてもつらい時期だったんだ」

「でも結局のところ、このスポーツは流れの世界だ。それが人生というものだ。僕らの身に起きたこと全てに理由があるとすれば、それはこのウイリアムズでの初表彰台を意味していたんだ。だからこそ、自分はむしろ苦しい14戦を経験できてよかったと思う。この結果は、常に信じ続け、努力し続ければ必ず報われることを示しているんだ」

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