
これまで『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)では襲い来るゾンビたち、『悪人伝』(19)では連続殺人鬼、マーベル映画『エターナルズ』(21)では巨大な怪物、「犯罪都市」シリーズでは凶悪犯など、数々の敵を圧倒的な力で倒してきたドンソクが今度は悪魔と対峙。舞台は悪魔崇拝のカルト集団の台頭によって混乱に陥る韓国。ドンソクは強靭な肉体と力を持ち、悪魔祓いを生業とする会社の社長バウを演じる。社員の一人で魅惑のエクソシスト、シャロン役で少女時代のソヒョン、2人をサポートしながら情報収集に勤しむもう一人の社員キム役で「イカゲーム」シリーズのイ・デヴィッドも出演。そんな個性豊かな3人が、抜群のチームワークで悪の力に覆われた世界を救うために立ち上がる。
このたび、バウ社長たちが悪魔祓いの仕事に出動する姿をとらえた本編映像が解禁。バウ率いる悪魔祓い株式会社がたびたび悪魔祓いの仕事を受注している刑事との相談シーンを切り取ったものだ。少女の行方不明事件の捜査に当たっていた捜査官が襲撃され死者も出ているといい、手に負えなくなった刑事は今回もバウに相談を持ち込んだ。仕事を請け負うことになったバウの前には分厚い札束の入った紙袋が置かれる。この会社のルールは「支払いは現金のみ」。「さあいいか」と横に座るキムとシャロンに声をかけたバウは、「仕事だ」とキメ顔を見せる。
そして、おのおの準備を終えた3人は一人ずつ部屋から出て、現場に向かう車に乗り込むことに。悪魔祓い株式会社が劇中で最初に取りかかる悪魔祓いの事案をとらえた場面となっており、3人が出動する様子は凝りに凝ったカメラワークや編集、BGMにいたるまで観る者の期待が高まるシーンとなっている。また、バウと刑事のどこかシュールさを感じさせるやりとりにも。ホラーアクションのなかにコミカルさを加えていくことについて、イム・デヒ監督は強く意識したという。「マ・ドンソクさんにとってコミカルさは、アイコンのようなものでもあります。だから、ホラーとアクション、そしてこのコミカルさとバランスを取るように心がけたんです」とコメントした。
また、ギャガが運営するオンラインストアGAGA★ONLINE STOREにて、本作のオリジナルグッズが販売されている。ドンソクのアクリルスタンド、Tシャツ、クリアファイル2枚セットの3種類のグッズを展開。仁王立ちするバウが固く握りしめた右拳は、劇中そのままに特別な力を宿した炎をまとっている。いずれの商品も数量限定となるので、ご購入はお早めに。
強靭な肉体と力を持ち、悪魔祓いを生業とするバウ社長はどのように悪魔と対峙していくのだろうか?本作の公開に期待が高まる。
文/鈴木レイヤ
