ドジャースの大谷翔平が11月24日(日本時間25日)、来春のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)参加を表明した。同大会参加を巡っては、井端弘和監督が「1日でも早く返事が欲しい」、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が「決めるのは彼ら(大谷、山本由伸、佐々木朗希)だが、長いシーズンに備えて休養するのが有益だと思う」と発言するなど、日本のファンにとってはヤキモキする状況が続いていた。そんな中、大谷本人が自身のインスタグラムに、前回WBC日本代表時のユニフォーム姿や優勝の瞬間の写真をアップし、「日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思います」と発信。ファンもようやく胸をなでおろしたと言えよう。
しかし、第1・第2大会以来の連覇を確信するのはまだ早い。前回大会もムーキー・ベッツやマイク・トラウトらスター選手を擁し大会に臨んだ米代表だが、今回はさらに本気度を増したメンバーで挑んでくると話題なのだ。
現時点で米代表は、フルメンバーが公開されているわけではない。本人の出場意思や球団の許可などをクリアした選手から、徐々に発表されている。そして今年の4月に最初に出場表明したのが、ヤンキースのアーロン・ジャッジだった。言うまでもなく、これまで本塁打王3回に打点王2回を誇り、今季は初の首位打者も獲得したメジャーリーグの最強打者である。
今年7月までには3人の選手が選出された。ロイヤルズのボビー・ウィットJr.、マリナーズのカル・ローリー、そしてパイレーツのポール・スキーンズだ。ボビー・ウィットJr.は2大会連続の選出で、前回大会は米代表での最年少選手だった。シュアなバッティングに長打力、俊足、守備力までもを持ち合わせる「ファイブツール・プレーヤー」で、メジャー隋一の遊撃手だ。
ローリーの名は今季、日本でもたびたび報じられた。スイッチヒッターと捕手としてシーズン本塁打数のメジャー記録を大幅更新。60本塁打125打点と大暴れし、ジャッジをかわしてア・リーグの本塁打王&打点王に輝いた。
スキーンズは昨季の新人王であり、今季のサイ・ヤング賞という怪物投手だ。23年のMLBドラフト全体1位で指名され、ルーキーイヤーから11章3敗、防御率1.97を記録、今季も10勝10敗と勝ち星は伸びなかったが、防御率は1.96と圧倒的だった。
そして11月に入り、さらに3人が代表メンバーに追加された。カブスのピート・クロウ=アームストロングは「PCA」の愛称で知られ、今季大ブレイク。鈴木誠也と外野&クリーンアップでコンビを組み、本塁打と盗塁で「30-30」を記録した期待の若手選手だ。ダイヤモンド・バックスのコービン・キャロルも、PCAと同じく走攻守揃った外野手。今季初めて「30-30」を達成したところまで同じで、ジャッジを含めた外野はパンチ力がありすぎだ。
目下のところ最新の代表メンバーは11月23日に出場を表明した、レッドソックスのセットアッパー、ギャレット・ウィットロックだ。もともとは先発もこなしていたが、昨年5月に右ひじ手術を手術し、リハビリから復帰した今季、中継ぎとして62試合に登板すると才能が開花。防御率2.25と素晴らしい成績を残した。ここにさらなるスター選手たちが加わることが見込まれ、いくら大谷といえど、全く気が抜けない大会になるのは疑いようがないのだ。

