『WORLD TAG LEAGUE 2025』ビッグパレットふくしま(2025年11月25日)
Bブロック公式戦 ○カラム・ニューマン&グレート-O-カーンvsランス・アーチャー&アレックス・ゼイン×
オーカーン&ニューマンがジェイコブ・オースティン・ヤングの介入もあってアーチャー&ゼインに逆転勝利。2戦目にしてWTL初白星を挙げたものの、二人の間に不穏な空気が漂った。
元IWGPタッグ王者のオーカーン&ニューマンは11・22藤沢大会における初戦でザック&大岩に敗戦。対する“モンスターソース"アーチャー&ゼインは2年ぶりの出場で、初戦で成田&SANADAを撃破している。
まずはニューマンとゼインがスピードを駆使した読み合いを展開。ゼインがキリモミ式セントーンを投下すれば、ニューマンは回転十字固めで丸め込む。オーカーンがヒザ蹴り連打で加勢し、ダブルアームスープレックスで投げ飛ばすと、ニューマンは腕攻めを展開。さらにオーカーンがモンゴリアンチョップ連打、玉座、一本背負いと得意技を連発した。
ゼインもドロップキックでオーカーンとゼインをまとめてなぎ倒して劣勢を打開。タッチを受けたアーチャーがフライングボディアタックで二人を押し潰し、串刺しバックエルボーを往復式で連発。ニューマンをチョークスラムでオーカーンに投げつけ、リングに飛び込んだヤングをボディスラムでオーカーンとニューマンに投げつける人間爆弾攻撃に出た。
オーカーンもゼインのローリングギロチンを自爆させ、スリーパーで捕獲。フェースバスターで叩きつけると、ニューマンがダイビングフットスタンプを投下していく。アーチャーがカットに飛び込み、チョークスラムを仕掛けてもニューマンはドロップキックで切り返し、ハイキックで撃退に成功。オーカーンがゼインに蹴散らされても、ニューマンがファイアーボルトで叩きつけた。
ゼインもアーチャーとの合体フェースバスターで逆襲。アーチャーにチョークスラムで持ち上げられてのムーンサルトを投下していく。アーチャーがオーカーンを場外に分断すると、そこへゼインがケブラーダを発射。TACOドライバーが不発に終わっても延髄斬りを見舞ったが、追撃を狙ってロープに飛ぶと、ヤングが場外から足をすくって妨害。ゼインが倒れたところにニューマンが後頭部へのその場飛びフットスタンプを投下して逆転の3カウントを奪った。
UNITED EMPIREコンビが2戦目にして初勝利を挙げたものの、試合後、二人は目を合わさず。オーカーンは勝ち名乗りを受けるや、ニューマンを置いてさっさと控室へと下がっていった。不穏な空気が漂ったが、介入による勝利にオーカーンが不満を抱いた可能性も十分。3戦目は11・28青森大会の海野&上村戦となるが、オーカーンとニューマンの関係に一抹の不安を抱かずにはいられない状況となった。
※オーカーン、カラムはノーコメント
【試合後のアーチャー&ゼイン】
▼アーチャー「しゃべるんだ、ゼイン」
▼ゼイン「ゴメンナサイ! あぁ!」
▼アーチャー「“すまない"と言っている」
▼ゼイン「ゴメンナサイ……、ソーリー!……聞いてくれ、2023年……」
▼アーチャー「2023年とは、ずいぶんと昔のことだ」
▼ゼイン「モンスターソース、俺たちは最初の4、5戦は負けなしだった」
▼アーチャー「俺たちは最高にイカレてた」
▼ゼイン「そして今、Bブロックで2試合目だ」
▼アーチャー「2試合目だな」
▼ゼイン「チクショー!」
▼アーチャー「聞いてくれ。後頭部を踏まれたが、リング外でのあのちょっとしたことがなければ、アイツらは勝てていなかった」
▼ゼイン「俺をつまずかせたのは誰だ?」
▼アーチャー「あのチビだ。ほらな、コイツも見てなかった。レフェリーも見てなかった。だが大丈夫だ、俺たちはまだ1勝1敗だ。問題ない。去年、いや2023年は2年前だな。ちょっと出遅れているが、俺たちは互いに取り戻す必要があるし、リーグ戦で取り戻す。そして俺たちがこのリーグ戦を制するのだ。モンスターソースは全てを狙っている。皆も何もかもだ。なぜなら、結局はEVERYBODY DIESだからだ。そして最後にはモンスターソースが今年のタッグリーグで優勝する。最終的にはKnock Out Brothersからタイトルを奪う。結局はそうなるのだ! EVERYBODY DIES!」
▼ゼイン「モンスターソースが、モンスターソースがタッグリーグで優勝する!(※日本語で)キョウユウシマスカ? 家にいるみんなと『WORLD TAG LEAGUE』を、日本中のみんなと分かち合いたい! それを成し遂げる方法はひとつしかない! リングの向こうに立つヤツら全員、次に誰が俺をつまずかせに来ようと、俺はやってやるぞ! 俺たちが生きたまま食ってやる! イタダキマス!」
