Photo:Sirabee編集部元広島東洋カープの高橋慶彦氏が24日、自身のYouTubeチャンネル『よしひこチャンネル』を更新。昨今のプロ野球界が投高打低になっている理由を語った。
■打撃論をトーク動画では高橋氏と和田氏がバッティング理論についてトーク。高橋氏が元毎日オリオンズ選手で通算2,271安打、コーチとして複数球団で指導した山内一弘氏から教わった打撃理論を紹介する。
そして「今、打率が低いって言うやん。でも、バットが軽くなってるやん。だから逆に、どこか『いらないクセ』みたいなのが増えてるんじゃないかって思うときがある」と現在の「投高打低」となっているプロ野球の要因を指摘した。
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■現代の野手陣に苦言高橋氏は現代の野手たちについて「俺なんかは、重たいバットをどう扱うか、どう振らなあかんかっていう課題があったけど。今は投高打低って言われてるけど」と語る。
続けて「たしかにピッチャーは良いよね。でも『そこまでか？』って思う時もあるし。おもしろいのがさ、アメリカは別に投高という感じでもないんよ。普通にやってる。160キロの球も打ってるし。アメリカを見ていると『もっとこうできるんじゃない？』って部分、いっぱいあるよね」と苦言を呈す。
話を聞いた和田氏は「そういう可能性もありますね」とコメントしていた。
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■3割打者が激減ここ数年プロ野球界では3割打者が激減している。2025年はセントラルリーグが広島東洋カープの小園海斗と読売ジャイアンツ・泉口友汰、2人のみ。
一方投手の防御率は低くなっており、セントラルリーグの最優秀防御率は阪神タイガースの才木浩人で1.55。2位の横浜DeNAベイスターズ、アンソニー・ケイも1点台だった。
パシフィックリーグは福岡ソフトバンクホークスのリバン・モイネロ、北海道日本ハムファイターズ・北山亘基、ソフトバンクの大関友久、埼玉西武ライオンズの今井達也が防御率1点台だ。
成績を見ても、野手陣の打率落ち込みが顕著になっている。
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■執筆者プロフィール佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている
（文／Sirabee 編集部・佐藤 俊治）