
ひとりぼっちの少年エリオ・ソリースは、地球ではないどこかに“本当の居場所”があると信じ、大好きな宇宙に想いを馳せていた。ある晩、偶然受信した宇宙からのメッセージがきっかけで、星々の代表が集う“コミュニバース”に招かれる。地球のリーダーに抜擢されたエリオは、同じく孤独を抱えるエイリアンの少年グロードンと出会い、友情の絆を育む。そんな中、星々の世界を揺るがす脅威が迫る!
今回到着した映像は、エリオ役のヨナス・キブレアブ、エリオの叔母オルガ・ソリース役のゾーイ・サルダナ、グライゴン閣下役のブラッド・ギャレットなど、主要キャラクターを演じるキャストのアフレコ現場に迫った映像だ。エリオのコスチュームでアフレコをしているギブレアブや、自分が演じるキャラクターと同じ表情をしておどけるサルダナなど、キャストたちが心から現場を楽しんでいる様子がわかる。

メルマック役のブレンダン・ハントは、映画公開時のインタビューで「僕の(アフレコ収録中の)お気に入りの出来事は、キャストが激しい身振りで動いても大丈夫なように、腰の高さの手すりとか、そういう物がしっかりセットアップされていたことですね。あれのおかげで、メルマックにより一層の楽しさを加えることができたんですよ」と語るなど、キャストたちが表情や動きでもキャラクターになり切って収録に臨んでいる様子を見ることができる貴重な映像となっている。

オルガの抱える想いについて、同役を演じたサルダナは「“ティア・オルガ”、エリオは彼女のことをそう呼んでいます。“ティア”とはスペイン語で“叔母さん”を意味する言葉です。彼女はとにかく自分にできる限りのベストを尽くしているんです」と言い、さらに、2人の関係性を象徴する“エリオ語”のシーンについて「ある場面で、エリオがものすごいフラストレーションから、彼が独自に編み出した言語を話しはじめます。オルガは『あなたとエリオ語で話すつもりはないわ』と言うんです。私が思うに、彼女の成長曲線は、抵抗することをやめて、いまあるがままのエリオに目を向けるべきだということに気づくことではないでしょうか。彼女はそこと折り合いをつけなければなりません。彼はそういう人物の振りをしているわけでもないし、頭のなかででっち上げているわけでもない。これが本当の彼だということにね」と語っている。


ブルーレイ+DVDセット、4K UHD+ブルーレイ セット、デジタル配信(購入)には、本日解禁した楽しいアフレコ収録の様子がわかる「アフレコ現場の裏側」、映画の舞台裏をひも解く「コミュニバースの世界へ」をはじめ、エリオ役のギブレアブとグロードン役のレミー・エジャリーが本物の宇宙飛行士にインタビューする「宇宙について」、家族で楽しめる「ウゥゥゥゥとグロードンを描いてみよう」、ピクサーの世界をより体感できる「探してみよう!ピクサー・トリビア」、そして、惜しくも本編には収録されなかった「未公開シーン」など、充実したボーナス・コンテンツを収録。ディズニー&ピクサー史上最も“やさしい”感動の物語を、改めて楽しんでみてほしい。
文/山崎伸子
