上戸彩と森川智之が、11月25日に都内で行われた映画「ズートピア２」 ZOOJOJI大ヒット祈願イベントに、下野紘、江口のりこ、山田涼介、三宅健太、Dream Ami、高嶋政宏、柄本明、高橋茂雄(サバンナ)と共に登壇した。
■2016年に公開された大ヒット作品の続編がいよいよ公開される
本作は、映画「ズートピア」(2016年、ディズニープラスで配信中)に続く最新作。
物語の舞台となる夢の楽園“ズートピア”は、かつての肉食動物も草食動物も、大きな動物も小さな動物も、あらゆるタイプの動物たちが平和に暮らす超ハイテクな文明社会。そして「誰でも夢をかなえられる」という理想の楽園。
その街で暮らす、前向きで夢を信じるズートピア初のウサギの警官・ジュディ(CV.上戸)と、元詐欺師で皮肉屋だけど頼れるキツネの相棒・ニック(CV.森川)は、何もかもが正反対でありながら特別な絆で結ばれている。ある日、突如現れたヘビのゲイリー(CV.下野)をきっかけに、2人は再びバディを組んで潜入捜査を行い、ズートピアの過去に秘められた巨大な謎に挑んでいく。
上戸、森川、下野のほか、陰謀論を語る行動力に満ちたビーバーの配信者ニブルズを江口、ズートピアの創設者一族でオオヤマネコの御曹司バウバートを山田、イギュウのズートピア警察署長ボゴを三宅、人気の実力派ポップスター・ガゼルをDream Ami、俳優から政治家に転身した馬の市長ウィンドダンサーを高嶋、トカゲの重鎮ヘイスースを柄本、警察署の受付担当のチーター・クロウハウザーを高橋が演じている。
上戸は「前作から9年経ちましたが、このストーリーの中ではニックとバディを組んでまだ1週間しか経ってないので、9年のブランクを感じさせない声が出せるのか不安でいっぱいですが、ジュディの声を今回も担当させていただけることになりました」と、続編が決まった時の心境も振り返りつつ、再度ジュディを演じられるうれしさも伝えた。
森川は「ニックは元詐欺師なんですけど、今は新人警察官としてジュディとバディを組んでおります。ちょっと皮肉屋だけど根はとっても優しい、そして“イケボ”です」と自身が演じるキャラクターを紹介。“イケボ”と言ったのを下野が聞き逃さず「自分で言いましたね！さすがです」と感心した表情を見せた。
■山田涼介「“イケメン”オオヤマネコを演じました山田涼介です」
それぞれ順番に自己紹介と演じるキャラクターの紹介を行なっていき、山田が「ズートピア創設者一族の御曹司であり、ジュディの想いに共感して捜査に協力していく“イケメン”オオヤマネコを演じました山田涼介です」と語ると、上戸から即座に「イケメンって言った！」というツッコミが入り、「いやいや僕じゃなくてパウバートがイケメンなんです(笑)」とちょっと焦りながら説明をした。
イベントが行われたのは「増上寺」で、境内には「ZOOJOJI」の文字がライトアップされるなど、「ズートピア２」色に染まっていた。上戸は「いいんですか？お寺のお名前を変えさせて」と心配するとMCから「大丈夫です！」という返事があり、「本当にありがたいです、こんな機会をいただけて。今日から『ZOO』にちなんでいろいろ地方も回らせていただくので、『ズートピア２』で最高の年末を過ごせたらいいなと思っています！」とニッコリ笑顔を見せた。
■上戸彩「全てにおいてパワーアップしているなって思いました」
「ズートピア２」の見どころについて、上戸は「全てにおいてパワーアップしているなって思いました。音楽も素晴らしくて、テンポが速いのであっという間に半分以上過ぎちゃって、後半はウルウルする切ないシーンもあったりして」と答え、「最近、ズートピアのポップアップに遊びに行ったんですけど、ニックのグッズがめっちゃ売ってるんですよ。ニックの人気がすごすぎるんですけど、『２』ではさらにニックの色気のある声にうっとりしたり、ズキュンとなるファンの方が増えるんじゃないかなって思ってます」とニックの人気の高さについても語った。
同じ質問に森川が「今まで爬虫類がいなかったりしたんですけど、今回、ズートピア誕生の謎に迫ります！その謎に迫るのがジュディ＆ニック、いや、ニック＆ジュディです！」と答えると、上戸はすかさず「いえ、ジュディ＆ニックです！」と訂正し、劇中のジュディとニックのような掛け合いも見せてくれた。
■上戸彩「年末年始はズートピア一色になったらうれしいな」
ディズニー・アニメーション作品での日本語版吹替は初という柄本は「家族には何も話してないので誰も何も言ってませんね。とにかくトカゲ役は初めてです。声の仕事はさせていただいたこともあるんですけど、久しぶりだったので非常に緊張しました。トカゲの絵(キャラクター)が素敵で、動きとかも、音楽とかも素晴らしかったので、とにかく一生懸命やらせていただきました」と語った。
声優の仕事自体が初めてという江口は「初めてのことをするのはこんなに楽しいものなんだなと思いました」と感想を語り、続けて「監督が本当にしつこく」と話すと周りからツッコミが入り、「分かりやすいように指導してくださったので(笑)、そのおかげでとても楽しくやることができました」と言い直し、場を和ませた。
最後は、森川が「約9年ぶりにジュディ＆ニック、ニック＆ジュディに会えたこと、自分の中では『おかえり』って感じでしたし、久しぶりに演じることができてうれしかったです。また、豪華なキャストの皆さん、この布陣で『ズートピア２』がより華やかで賑やかな、ストーリー的には奥深いものになっていると思います」と、上戸が「ユニークな動物たちが楽しく暮らしてる街ではあるんですけど、どこか人間社会と重なっている部分があるので、大人の方が見たら大人の目線で深いものを感じていただけるストーリーだと思います。ベストパートナーを見つける大きなヒントも込められていると思いますので、年末年始はズートピア一色になったらうれしいなと思っています」というメッセージを届けて締めくくった。
◆取材・文＝田中隆信
※高嶋政宏の「高」ははしごだかが正式表記
