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私の子どもは見えてないの? 写真がない孫の存在…義母の“愛情の序列”を思い知った母の決意

私の子どもは見えてないの? 写真がない孫の存在…義母の“愛情の序列”を思い知った母の決意

平和なはずの姑関係が崩れた日


私の息子の写真は?(写真:iStock)

「これ、気づいちゃったら終わりなんだよね」

 そうつぶやいたのは、私の友人・マキ(35歳・パート勤務)だった。

 彼女には4歳の息子がいて、夫の実家とは電車で30分ほどの距離。義母は穏やかで世話好きな人で、マキも「うちは嫁姑関係、けっこう平和だよ」と言っていた。──あの日までは。

 ある週末、家族で義実家を訪れたときのこと。

「久しぶりだねぇ、○○くん!」と笑顔で迎えてくれた義母の後ろ、リビングの壁一面にずらりと並んだ写真が目に入った。

 ほとんどが、義妹の娘──つまり“義母の娘の孫”の写真だった。

「運動会の写真、七五三、入園式…全部あの子のばっかりだったの」

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義母は笑顔だったけれど…


「宝物が増えたわ」は嘘だったの?(写真:iStock)

 マキは淡々と語った。

「うちの息子の写真は一枚だけ。しかも家族全員で撮った集合写真の端っこに小さく写ってるやつ」

 ショックというより、最初はただ呆然としたという。

「だってお義母さん、うちの子が生まれたときも“うちの宝物が増えたわ”って言ってくれたんだよ? だから、壁一面の“孫ギャラリー”を見た瞬間、言葉を失った」

 食事のあと、勇気を出して義母に聞いた。

「お義母さん、うちの子の写真も飾ってもらっていいですか?」

 すると義母は笑いながら言った。

「もちろん飾るつもりよ。でも、合う額縁がなくてね〜。今度買ってくるわ」

 ──けれど、その「今度」は、いつまで経っても来なかった。

配信元: コクハク

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