・旅っぽくなってきた
と決意を新たにしていると、来宮駅から加速度的に乗車人口が減っていく。おおおおお! 拘束から解き放たれたかのようだ!! やっと東京から解放された気分になった。私はパズルから抜け出したピース。縛るものは何もなく、誰も行く先を知らないミッシングピース。
しかも、人が減ってきた辺りから車窓の景色に海が広がるようになってきた。伊豆急サイコォォォオオオ!!!
気づけばドアから入ってくる風も包み込むように優しくなっている。ウェルカムと言っているかのような暖かさはもはや春。もう避寒地と言わず、日本最強が伊豆って言ったっていい。すべての道は伊豆に通ず。老後は伊豆に住もう。
・あひるねこ、発進
伊豆のあまりの避寒地オーラに私が老後の理想郷を見ているその頃、あひるねこ記者は……
中野にいた。
あひるねこ記者は11時20分東京駅発の高速バスで館山駅まで行き、地域バスに乗り換えて房総半島の先まで行くというコース。ゆえに、発進したばかりであった。
東京湾アクアブリッジのおかげで南房総は距離の差以上に近い様子。アクセスのしやすさは良いところ。ただ、送られてきた画像にはそこはかとなく哀愁が漂っていた。
