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西宮名塩SAで出会った『大阪ソウルフードうどん』 実はなによりも食べるべき1杯だったかもしれない

西宮名塩SAで出会った『大阪ソウルフードうどん』 実はなによりも食べるべき1杯だったかもしれない

ドライブが気持ち良い季節がやってきた。つい先日、気ままに中国自動車道を走らせており、少し休憩しようと西宮名塩(兵庫県)のサービスエリアに立ち寄った。

ちょうどお昼時だったので、ついでにご飯を食べようとフードコートを覗く。地元で育てられた豚を使ったとんかつに、神戸南京町の中華店が監修したラーメンと、どれもこれも美味しそうだ。

その中で記者の目を引いたのが『大阪ソウルフードうどん / そば』。兵庫県のSAなのに大阪をウリにするところがざっくりしていて、その日の適当なドライブにも相応しい気がした。食べてみようではないか。

・なるほど納得

兵庫県西宮市の北東部である名塩地区は、六甲山地の東麓にあたる。お昼時ということもあって、フードコーチは大賑わい。見ている限りでは、冒頭に書いた皇蘭監修『三田ポークの醤油ラーメン』が人気のようだ。

フードコート隣の、土産物売り場では兵庫の名産が比重を占めるが、京阪神地域のものを広く取り扱っている様子。場所柄、関西圏のどの地域にもアクセスしやすく自然とそうしたラインアップになるのだろう。

もちろん大阪にも近いと言えば近いので、大阪のソウルフードを謳うものが並んでいても不思議ではない。などとひとりで納得しつつ『大阪ソウルフードうどん(税込900円)』の食券を購入する。

しばらく待っていると、出来上がったことを知らせるアナウンスが。一体全体、どのあたりが大阪のソウルフードなのかと期待が高まる。そして実物を目にして納得。なるほど、こういう感じね。

・大満足の1杯

答えを先に言ってしまうが、うどんの上にはたこ焼きと紅ショウガ入りかまぼこ、とろろ昆布に油揚げ、ネギが乗っていた。

既視感があるなと記憶を辿ったところ、当サイトで紹介していた大阪ではポピュラーだという「たこ焼きうどん」であることに気づく。

記者が暮らしている奈良県で見かけることはないが、大阪ではうどんにたこ焼きを乗せるのは、やはり一般的なのだろうか。思わぬところで、過去記事との答え合わせができたような気分である。

それはさて置き気になる味はというと、普通に美味しい。出汁は旨味たっぷりで麺は硬すぎず柔すぎず、優しい味わいのたこ焼きは3つも入っているし、紅ショウガ入りかまぼこは口の中をすっきりさせてくれる。

食べ応えがあって1杯での満足度が高く、日常的に繰り返し食べたくなる味だ。

また実は、記者ははじめこのたこ焼きは明石焼きなのだろうと思っていた。と言うのも、たこ焼きよりも生地がフワフワしているように感じたし、うどん出汁が明石焼きにおけるつけ出汁の役割を果たしているような気がしたからだ。

しかし西宮名塩サービスエリア(下り線)のインスタグラムによると、たこ焼きが正解であるとのこと。もともと少し柔らかめのたこ焼きなのだろうか、いずれにしてもうどん出汁によく合っていた。

大満足し気持ちよく、続きのドライブを楽しもうと食器を下げる。SA内を通って駐車場へ向かおうとしたところ、あることに気付く。

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