マヂカルラブリー・野田クリスタルが、12月31日(水)に無観客のオンラインカウントダウンライブ『野田クリスタル初セクシーカウントダウン in TOYOTA ARENA TOKYO』を開催します。今年2月に3,000人収容の会場で行われた自身初の無観客コンサートに続き、2回目となる今回の舞台は、約1万人が収容可能な「TOYOTA ARENA TOKYO」。そしてテーマは……「セクシー」!? 果たしてどんなライブになるのか――野田が11月21日(金)に会見を開き、その詳細を語りました。

今回も即興で「アドリブ歌唱」
会見冒頭、素肌にシャツという色気たっぷりの衣装を身にまとい、記者になまめかしい目線を向けて登場した野田。開口一番、「……セクシー」とつぶやき、笑いを誘います。
さっそくミステリアスな雰囲気を醸し出す野田ですが、イベント開催の経緯についてこう話しました。
「吉本から『TOYOTA ARENA TOKYOさんでカウントダウンライブをやりませんか?』とお誘いがあったんです。『1万人が来るような芸人は他の仕事で埋まっている』、もしくは『旅行に行っている』。そこで、過去に無観客ライブを成功させている野田クリスタルの『幻のコンサート』をやってみてはどうか、と声をかけられました」

前回は、3,000人収容の会場で観客は相方の村上のみ。長時間の配信トラブル、野田の前代未聞のパフォーマンスなども話題となり、SNSでトレンド入りしました。このときは、デッカチャンやトニーフランクが作曲した“歌詞なし”の歌を約10曲熱唱した野田ですが、今回もアドリブ歌唱パフォーマンスを行うと明かします。
「前回は、そのときに感じた思いや勢いをぶつけるライブにしたかったんで、歌詞が決まっておらず、ほぼ即興で歌いました。なので、二度と同じ歌は歌えません。今回も思いつかなかったら歌詞は出てこないです!」
ウケたのかスベったのかわからないのが無観客の魅力
野田が無観客にこだわる理由――。野田は無観客開催となった『R-1ぐらんぷり2020』優勝、コロナ禍での開催となった『M-1グランプリ2020』優勝、さらに配信ライブ全盛時代に世に出たこともあり、自らを「無観客にお世話になった芸人」だと言います。
「無観客だとスタッフの数も少なくて済む。さらに、約1万席ありますので空席が目立つとその場合の対策が難しい、という懸念もあって、無観客というかたちにさせていただきました」
MCのキクチウソツカナイ。から、マヂラブの集客力ならば達成できる数字ではないか、と問われると、「そこは伏せさせていただき、数字を曖昧にしていこうかなと」と野田。「本当は入りますけどね、という感じで記事にしていただければ」と記者たちにお願いしていました。

そんな無観客ライブの魅力について、野田は“すがすがしく”こう語りました。
「お客さんの反応を見てやるのがお笑いなんですけど、もともと僕たちは、地下のライブでお客さんが4、5人のところでしかやっていなかった。なので、いまでもルミネtheよしもとに立つと、『なんでこんなに人がいるんだろう』『何かやってるのかな?』と“よそいき”になってしまうんです。だから、お客さんが少なく、顔がちゃんと見られる環境のほうが好きなんですよね。何より、無観客はこっちが何をやろうと『ウケたのか』『スベッたのか』が曖昧になる。その『答えが出ない』というのが、無観客配信の魅力であると思います」