『WORLD TAG LEAGUE 2025』宮城・仙台サンプラザホール(2025年11月26日)
Aブロック公式戦 EVIL&ドン・ファレvsドリラ・モロニー&鷹木信悟×
EVILが無法殺法を連発して鷹木を撃破し、タッグリーグ2勝目を獲得。ウルフアロン戦に向けてさらに勢いを増した暗黒の王は「柔道かじってプロレス界に来るヤツはロクなヤツがいねえ」と言い放つと、「シングルでも金、タッグでも金。バカとクズを手玉に取って、転がり込むのは大金や」と高笑いした。
来年の1・4東京ドーム大会では、デビュー戦となる東京五輪柔道金メダリスト・ウルフアロンとの防衛戦を控えるNEVER王者・EVIL。ファレとのコンビでタッグリーグにエントリーし、ここまで1勝1敗の戦績を残していたが、今宵は同じく1勝1敗の“WAR DRAGONS"鷹木&モロニーとの公式戦に臨んだ。
EVIL&ファレがゴングを待たずに奇襲。セコンドのディック東郷もスキを突いて急所攻撃を仕掛け、序盤はHOUSE OF TORTUREペースで続く。度重なる反則攻撃で苦もんするばかりの鷹木だったが、EVILをブレーンバスターでぶん投げて反撃に成功。あとを受けたモロニーが逆襲へ。巨体のファレが相手になると、鷹木と2人で呼応。HOUSE OF TORTUREめがけて同時にダイビングエルボードロップを投下した。
2人はカメラに向かって「俺たちの時間が来た来た来た!」と叫ぼうとするが、東郷がカメラマンに掴みかかって、「来た来た来た!」と横取り。ここで流れはHOUSE OF TORTUREに傾く。EVILが鷹木をフィッシャーマンバスターでぶん投げ、「お前の時間は一生来ねえ」と罵声。顔面をかきむしると、レフェリーと交錯させて無法地帯を作り上げた。
鷹木はそれを逆に利用してEVILの下腹部を蹴り上げて、ドラゴンスクリューを決めると、セコンドの永井大貴に加勢させて、股間への手刀でも報復。モロニーとともに雄叫びを上げると、合体デスバレーボムがさく裂する。しかし、EVILは永井をリングに連行し、レフェリー&鷹木と交錯させて再び無法地帯を生み出した。ここがチャンスとEVIL&東郷がマジックキラーを鷹木に決めると、ファレが重爆エルボードロップを投下。EVILのダークネスフォールズも完璧に決まると、必殺EVILの構えに。
鷹木が踏ん張ると、モロニーがジャンピングハイキックで好フォロー。鷹木は飛び込んできたファレにパンピングボンバーを叩き込む。EVILは金的攻撃で抵抗を見せるも、鷹木が高々とホイップすると、モロニーがスピアーをぶち込み、すかさず鷹木がパンピングボンバーをズバリ。そして、合体技・WAR DRAGONSの体勢に。だが、ファレがレフェリーの注意を引きつけている間に、乱入した東郷が金的攻撃でモロニーを排除し、返す刀でパウダー攻撃を鷹木に浴びせる。そして、EVILは必殺EVILへ。鷹木を豪快に叩きつけて3カウントを奪った。
まんまと無法攻撃連発で鷹木を破り、EVILがタッグリーグ2勝目を獲得した。「オイ、鷹木信悟! 残念だったな、コノヤロー。オイ、柔道かじってプロレス界に来るヤツはロクなヤツがいねえな」とウルフアロン戦を意識しつつ、柔道経験者の鷹木を斬り捨てたEVILは、NEVERのベルトを見せつけて、「見てみろ、この俺を。プロレス界の金メダリストや」と豪語。「シングルでも金、タッグでも金。バカとクズを手玉に取って、転がり込むのは大金や」とタッグリーグ制覇まで視野に入れて、高笑いを見せた。
【EVILの話】「(※腰を下ろして)オイ、鷹木信悟! 残念だったな、コノヤロー、アァッ! オイ、柔道かじってプロレス界に来るヤツはロクなヤツがいねぇな、コノヤロー、エェッ! (※肩にNEVERのベルトをかけて)見てみろ、この俺を。(※NEVERのベルトをパンパンと叩いて)プロレス界の金メダリストや、なぁ、オイ。シングルでも金、タッグでも金。バカとクズを手玉に取って、転がり込むのは大金や。分かったか。よく覚えとけ、ハッハッハー!」
【ファレの話】「素晴らしい仕事だ! リーダーのおかげでまた勝てた。ありがたく受け取ろう。FORGET ABOUT IT!」
【試合後の鷹木&モロニー】
▼鷹木「(※永井とモロニーに肩を借りてやって来て)目が……」
▼永井「大丈夫ですか?」
▼鷹木「なんだ、最後は? 最悪……」
▼永井「大丈夫ですか?」
▼鷹木「(※腰を下ろして)いやぁ、なんだ、最後、EVIL? オイ、立派な技持ってるのによ、そんな技よりも最後、なんだあれ、オイ? 大福か、なんだ、最後投げたの? パウダーかなんか知らねぇよ。黒板消しかなんか知らねぇけど、そっちの方が効いてるよ、コノヤロー。ふざけやがって。なんだよ、HOUSE OF TORTURE! まぁお前らに少しでも1ミリでも期待してた俺らがバカだったよ。悪いな、大貴。さんざんフォローしてくれたのに。(※英語で)すまんな、モロニー!」
▼モロニー「(※日本語で)サイショ、キ●タマアタック! (※英語で)またタマを蹴られた。上出来だよ。この3年間、てめぇらクソ野郎どもとやり合ってきた俺から言わせりゃ……上出来だ。俺のタマは鋼鉄のように硬いんだ、いいか? そしてリングに戻ってこいつの顔を見たらこれだ。元々タカギ・シンゴはかなりいい顔をしてるんだ。この粉は、楽しい時間を過ごしたからあるわけじゃない。これは、目に何かを入れられたんだ! またあいつらに騙されたってわけだ!」
▼鷹木「(※英語で)アァ、まただ。(※日本語に戻して)もう一度東郷入れて、オイ、大貴も入れて、3vs3でやろうぜ、アノヤロー! ふざけるな、コラ! (※立ち上がって)クソEVILめ、オイ! テメーのそのしょっぱい“EVIL"? 大外刈りかなんか知らないけど、オイ、俺は東京ドーム、ウルフアロンの応援してるからな、コノヤロー。盛大に東京ドームでデビュー戦で負けちまえ、コノヤロー。NEVERもお前なんかが持ってんだったっら、ウルフが持ってた方が100倍いいよ、バカヤロー!」
