最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
セントチヒロ・チッチ、BiSHは“実家”「そういう場所があるのは幸せ」

セントチヒロ・チッチ、BiSHは“実家”「そういう場所があるのは幸せ」

イベントを開催したセントチヒロ・チッチ
イベントを開催したセントチヒロ・チッチ / 撮影:原田健

セントチヒロ・チッチが、9月23日に都内で「セントチヒロ・チッチ写真集 千尋」(講談社)の発売記念会見を開催。2023年6月に解散したBiSHへの現在の思いを語る場面があった。

■「セントチヒロ・チッチ」と「加藤千尋」の“二面性”の表現をテーマに撮影

初写真集となる同作品は、東南アジアらしい雑多な雰囲気とヨーロッパ調の美しい建造物が共存するベトナム・ホーチミンで撮り下ろされたもの。

「セントチヒロ・チッチ」と「加藤千尋」の“二面性”の表現をテーマに撮影されており、「セントチヒロ・チッチ」はアーティストとしての側面にフォーカスして、表情や衣装、ヘアメークなどにこだわり新しい表現を追い求め、「加藤千尋」はありのままの素顔にフォーカスし、まるでプライベートでホーチミンを一緒に旅しているかのようなムードが漂う、今の彼女にしか表現できない“二面性”が詰め込まれている。

■自身の発案で写真集を発売

イベント前の囲み取材では、作品について「自分が生きてきた証として心と体がここにあると思うので、それがこの写真集として世に形として残せたことがすごく幸せでしたし、私も写真が好きな一人として『とても誇らしい作品ができたな』と幸せに思っています」と述懐。

さらに、写真集の発売は自身の発案であったことを明かし、「『人生の中で、いつ自分が生きて、いつ世界が終わるか分からない』といつも思っているんですけど、そういう時間の中で『限りある一回の人生で、残しておかないともったいないな』とグループ活動やソロ活動をする中で思うことが多かったので、形として残したいと思ったのがきっかけです」と語った。

また、撮影を振り返り「想像以上に楽しく撮影させてもらいました。行き当たりばったりで瞬間的に撮ったものもあるし、『うまくいかなかったことが、ちょっと好転したらすごいカットが撮れた』みたいな瞬間もたくさんあって、事件もありつつチームがハッピーに過ごした時間だったなと思います」と回顧し、「いっぱいお買い物もしました。古着屋さん巡りをしたり、変な置き物を買ってみたりとか。あと、アオザイも買いました!」と思い出を明かす。

そんな中、撮影前に準備したことについて聞かれると、「『女性として自分のベストな状態を写真に残してもらいたい』という思いがすごくあったので、体作りとか食事制限とか、初めて自分の体と向き合いました。すごく頑張りました(笑)」と打ち明け、「体脂肪率が10%落ちました」と成果を告白した。

■セントチヒロ・チッチ「早くみんなの感想を聞きたい」

ほか、「自身の中で今、BiSHはどんな存在になっていますか?」という質問が寄せられると、「BiSHにいる頃は、BiSHが自分の人生だと思って生きてきたんですけど、今6人が巣立って、それぞれの道を生きていく中で、私自身もいろんな自分と出会って生きているけど、みんなもいろいろな道を生きている姿を見ていて、今思うと“実家”みたいな感覚です。ふと思い出せばそこに帰れて、みんなと会ったら実家に帰ったような温かい気持ちになって…。そういう場所があることを、今はすごく幸せだなと感じています」とコメント。

そして、「(元メンバーの)みんなにはまだ(写真集は)届いていないので、早くみんなの感想を聞きたいと思うんですけど、多分みんな『ちょっと恥ずかしいな』と言いながら見てくれるんじゃないかなと思います。大胆なカットも入っているので(笑)」とはにかんだ。

◆取材・文=原田健

セントチヒロ・チッチ
セントチヒロ・チッチ / 撮影:原田健

あなたにおすすめ