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岸井ゆきのと宮沢氷魚が15年寄り添った相手と “離婚する夫婦の全て” を見せる映画『佐藤さんと佐藤さん』あるある満載で誰かと話したくなる作品です

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【思いやりが持てなくなっていく2人】

司法試験に合格して弁護士になったサチは外で働き、タモツは試験勉強をしながら家事育児をがんばるのですが、ワンオペなので勉強に集中する時間がなくてストレスを抱えるように。しかし弁護士のサチも忙しく、離婚裁判では頑固な依頼者に手こずり、クタクタに疲れています。そういう状況だと思いやりを持つ余裕がなくなってしまう。

ある日、トイレから出てきたサチが何気なく「トイレットペーパーがなかったよ」とタモツに言うと、タモツが爆発的にキレるんです。「僕が買うのが当たり前だと思っているだろう!」と。

タモツの積もり積もった不満が溢れ出すシーンを見ながら、夫婦の危機は、DV、浮気など決定的なものだけじゃない。こういう日々の不満が積み重なって、夫婦の間に取り返しのつかない亀裂が入ることもあるんだよな〜と思いました。そこを乗り越えられるか否かが結婚生活の継続につながるんですよね。

【サチとタモツはどうすればよかったのか?】

やがてタモツの将来を決めるある出来事が起こります。これをきっかけに元の仲よしの2人に戻れるかというと、そう簡単にははいかない。映画を観ながら「どうすればよいのだろう」と考えてしまいました。

タモツは不満を溜め込むタイプなのでちゃんと伝えるべきですし、サチは逆に思ったことを相手の気持ちを考えずに言いすぎることが多いので、言う前に一度立ち止まらないといかんのではないかと。

でもこれは第3者目線だから気づくことであり「もしかして自分、サチっぽいかも」とドキッとするシーンも多かったし、心が痛かった〜!

配信元: Pouch[ポーチ]

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