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5歳児がHIPHOPで“国会”を学べるなんて! 庶民の私が娘を「知育教室」に通わせたワケ

5歳児がHIPHOPで“国会”を学べるなんて! 庶民の私が娘を「知育教室」に通わせたワケ

【頭でっかち「中学受験」挑戦記:低学年編】

娘をEQWELに通わせたワケ


※写真はイメージです(写真:iStock)

 小学校に上がる前、娘・ミオリは習い事のひとつとして家から近い幼児教室に通っていた。EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミーという、全国各地にある七田式の流れをくむ幼児教室だ。

 七田式とは、教育研究家・七田眞氏が提唱した、65年の歴史がある右脳の開発を重視した、 学ぶ力のみならず、心や社会性などを育む教育法。EQWELは七田式から分裂したもので、全国各地に教室があるため、その看板を目にした人も多いと思う。

 なぜ、この教室に通うことになったかというと、コロナ禍という状況からくる私の焦りと勢いにほかならない。

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 コロナ禍でひきこもり生活が続き、それがあけつつあった時期、「保育園と家以外に何か世界を作ってあげないと!」という焦燥感に襲われた。娘の年齢は、当時2歳。しかしながら、家から通える範囲に3歳未満で通える習い事は限られていた。

 あるとすれば、ピアノ、水泳、体操あたり…。他はお勉強系の幼児教室というオーソドックスな感じ。いろいろリサーチをしていると、家からほど近い場所にある幼児教室・EQWELは鉛筆や箸の持ち方、ひらがななども教えてくれるのだということを聞いた。

 実を言うと、私は子育てするにあたって、うまくしつけができるか潜在的に不安があった。


(著者撮影/無断転載禁止)

 自分自身、礼儀や箸の持ち方も自信がなく、字も下手、挨拶や社交も上手くできないなど、人間的に足りていない部分がかなりある。どうやら、教室の授業の中では、そういうことも含めて教えてくれるらしい。脳を開発することで、結果的に社会性も高まるとか…!?

 そんなわけで体験をうけたところ、数の概念教育や、俳句の暗唱をするなど、思いのほか勉強勉強していてびっくりだった。宿題も出る。

しかし「小さい頃からこの教育を受けていたら、勉強習慣もつきそうだし、親が私みたいにダメ人間でも、賢さと礼儀正しさとコミュ力を兼ね備えた子に育つのでは?」という、今まで抱くことができなかった娘に対する期待感が産まれた。

 月額料金は少々痛かったが(首都圏で二万円くらい)、将来への投資と考えて、申込をすることにしたのである。

世間の誤解「幼児教室に通う=お受験する」ではない


※写真はイメージです(写真:iStock)

 勘違いする方もいるかもしれないので説明しておくと、七田式やEQWEL、ドラキッズ、ベビーパークなどに代表される幼児教室は、イコール私立小学校にむけてのお受験塾ではない。

 受験対策で併用して通っているお子さんもいらっしゃるが、幼児教室に通う=お受験する、というわけではないことを、まずは大きな声で言っておきたい。

 お受験をするには、志望校に合わせたノウハウや専用のカリキュラムが必要だ(有名どころで言うと、ジャック幼児教育研究所とかこぐま会とか新芽会とかそのあたりが代表的なお受験向け教室である)。

 …というのも、通っていた保育園で結構勘違いされていた。


(著者撮影/無断転載禁止)

 卒園の時期のあたり、ランドセルの色をうちの子だけ聞かれなかったり、(私立に行く子はランドセルがほぼ指定のため、買っていない&買わない子が多い)入学準備の話題を避けられたり、実際、どの学校に行くのか聞かれたりで。

 まあ、これは私や娘があまりパーソナルなことを話さないコミュ力の問題もあるかもしれないが、ともかく幼児教室=お受験すると勘違いしている人がちょくちょく見受けられる。

 これらのことを、既・子育てママさんやお受験まっしぐらママさんは「なにそんな当たり前のことを偉そうに言って…」と思うかもしれない。ただ、当たり前と思っている中にこそ、外部からすると驚きがあるのだ。

配信元: コクハク

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