モロッコ旅の注意点

有名な観光地であり、観光客も多いモロッコ。
基本的に街の人々は親切で、私の体感では危険を感じることはありませんでしたが、日本とは常識が違うところもいくつかありました。
いくつかご紹介します。
ガイド料を請求される
旧市街地など迷路のような道を歩いていると、人々が次々と声をかけ「そっちが出口だよ」「モスクはこっちだよ」と教えてくれます。けれど中には、頼んでいないのに、こちらの目的地まで案内しようとする人も。
本当に親切で連れて行ってくれる人もいますが、中にはガイド料を請求する人もいるため、道に迷っているわけではない時は「自分で行けます、わかります」とはっきり伝えましょう。
トイレが有料
日本では施設内のトイレや公衆トイレが無料ですが、海外では有料のことが多いです。モロッコもしかり。
ところがこの料金が曖昧で、観光客からは高く取ることも。2ディルハム(2025年時点で40円弱)なら許容範囲ですが、「高すぎる(ぼられてる)」と感じたら近くにいる現地人に声をかけて。
モロッコ人に間に入ってもらうと、無料になることがあります。
レストランでは絶対にGoogleMAPのレビューと明細を確認

Photo by Rie Kanno
筆者はフェズのランドマークである青い門の近くにあるレストランで、メニュー価格の2倍近い料金を請求されました。通貨の単位に慣れていなかったこともあり、うっかり支払ってしまってから「高すぎる!」と自覚。
英語の堪能な同行者が抗議して一部を取り返すことができましたが、こういうトラブルは避けたいもの。支払いの前に必ず明細を求め、正しい料金か確認しましょう。
また、GoogleMAPのレビューを見ると、不誠実な店には多くの人が注意を促すレビューを載せています(上記のレストランにも、ぼったくり注意のレビューが多数ありました)。店に入る前にGoogleMAPに店名を打ち込んで評価を確認すると安心です。
魅力的な街並みと食事を楽しめるモロッコ

Photo by Rie Kanno
小さな金銭トラブルがありつつも、モロッコは見どころの多い楽しい国。
クスクスやタジンなどの料理はおいしく、迷路のような旧市街を彷徨うのもまたとない体験となりました。
次の旅の行先に迷ったら、モロッコも候補に入れて考えてみては。
※料金については、2025年11月の1MAD=16.5円で計算
※安全性については筆者の体感に基づくもの。
