・コメダ
続いてはコメダだ。トップには赤茶色のソース。これが海老をアドしたトマトソースなのだろう。
コロッケを含め、その他の要素は従来のものと同じだと思われる。
食べてみると、なるほど。これはちゃんとノーマルの「グラクロ」と差別化できている味わい。思っていたより、エビおよびトマト感は控えめで、落ち着いた味付けだ。
コロッケが巨大なので、内部のホワイトソースによるエビとトマトフレーバーの減衰が油断ならない。
美味しいのだけれど、「海老香るトマトソース」をプッシュするなら、ソースの味付けをもっと濃くした方が、強大なコロッケのパワーとバランスがとれたと思われる。
こちらも冷めると微妙になりそうだが、コメダに関しては多くがイートイン利用だと思われるので、アツアツの状態で食べられるケースの方が一般的だろう。ゆえにそこは弱点にならないと思う。
ということで、2025年のコメダとマックのグラタン系バーガー新作対決。マックのビーフも、コメダのエビも、どちらもバチバチに前に出てくるようなものではない……つまり、主張力が控えめなフレーバーを新作の要とした点が興味深かった。
私の見解だと、どちらも無難に美味しかったが、両者ともソースの味付けを濃くするか量を増やしたほうが、より満足度の高い味わいになっていたように思う。
そして今回の食べ比べで私が感じた最も重要な事は、今年のマック新作は温かい時と冷めた時の差がけっこうデカいという点。
