少子化時代のプリキュア戦略
残念ながら、プリキュアといえども「子ども向け市場」は縮小している傾向にあります。
「プリキュアソーセージ」は販売されなくなりましたし、子ども向けの「かるた」や「トランプ」も市場から姿を消すこととなりました。また児童向け書籍『たのしい幼稚園』(講談社)は月刊誌だったのが2022年以降は年6回の発行へと縮小しています。
そんな中、プリキュアは「子ども向けコンテンツ」の枠にとどまらず、世代を超えて多くのファンが楽しむコンテンツへと変革しつつあります。
若い女性層の取り込み、本編と関連商品の高度な連動、そして複数ラインの同時展開という3つの施策が、少子化の中でもプリキュアの売り上げを大きくのばしているものと思われます。
ここ数年のプリキュアは、現行作の拡張と過去の資産を生かす「多層型のファン構造」を育て、ブランドを強化してきました。
「子ども向けアニメーション」を旗艦としながら「多層多様なファンが共存できる作品」へ変革し、この少子化時代を乗り越えていくことに成功しています。
大人向けへの路線変更ではなく、プラスオンでの拡大戦略。
この勢いはこの先も続いていくのではないでしょうか。
来期のプリキュアも楽しみですね。

