マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の父であり、元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは、F1ラスベガスGPでダブル失格となったマクラーレン勢の”大失態”について語り、これにより5連覇を目指す息子のモチベーションが高まったと話した。
ラスベガスGPでは、ランド・ノリスが2位、オスカー・ピアストリが4位でレースをフィニッシュした。マックス・フェルスタッペンはレースを制したものの、ノリスとは42ポイント差と、残り2戦で逆転が難しいギャップが残ることとなっていた。
しかしレース後の車検で、マクラーレンの2台はスキッドブロックが許容限度を超えて摩耗していたことが判明。2台とも失格となるまさかの展開となった。
これでマックス・フェルスタッペンはランキング2番手のピアストリと同点に並び、ポイントリーダーのノリスまで24ポイント差まで詰め寄ることとなった。まだ差は大きいものの、ノリスは1戦リタイアしても余裕があるという状態から、ミスが許されない状況へ変わったのは決して小さくないインパクトとなるだろう。
「これはマックスにさらなるポジティブなエネルギーを与えることになる」
ヨス・フェルスタッペンはFormule1.nlにそう語った。
「レース中にマクラーレンが無線で『マックスを捕まえろ』と発言したことがマックスに与えた影響を聞いたり読んだりするだけで、それがさらなるモチベーションになったことは容易に想像できる」
「マクラーレンはますます緊張するだろう。彼らには今、もはや余裕はないのだ」
ヨス・フェルスタッペンはマクラーレンが失格となったスキッドブロックの摩耗について、チームの大失態ではあるが、リスクを冒してパフォーマンスを追求せざるを得なかったのではないかと主張した。
「これはマクラーレンの大きなミスだ。まさに大失態だ。なぜ彼らは限界までプッシュしたのか?」
「本当にミスだったのかもしれないが、そう(セットアップ)しなければマシンのパフォーマンスが落ちてしまうだろうし、そうせざるを得なかったのかもしれない」
レースを制したマックス・フェルスタッペンは、マクラーレン失格の公式裁定が出る前に、ラスベガスを離れていたという。しかしヨス・フェルスタッペンは「出発前にマックスと少し話をした。彼はすでに失格になるだろうと分かっていた」と付け加えた。
マクラーレンはこの事態を受けて、レース後に予定されていたアンドレア・ステラ代表の会見をキャンセル。プレスリリースでドライバーふたりに謝罪している。
「ランドとオスカーには、週末を通じて2度も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたにもかかわらず、チャンピオンシップの重要な時期にポイントを失ってしまったことについて謝罪する。チームとして、パートナーやファンの皆様にも、心からお詫びを申し上げたい。みなさんのご支援は大変貴重なのだ」
「この結果は非常に残念だが、シーズン最後の2レースに全力で取り組んでいく」

