プロ野球界ではなんとも「イレギュラーな復帰」が実現するものである。日本ハムが、ヤクルトから戦力外通告を受けていた西川遥輝外野手を獲得するとことになった。なにしろ西川は2011年から日本ハムで11年間プレー。2021年オフに新庄剛志監督が就任したタイミングで大田泰示、秋吉亮とともにノンテンダー(自由契約)を通達された。
その後は楽天、ヤクルトと渡り歩いて、5年ぶりに古巣へと復帰する運びとなった。
「怠慢プレーや素行面で不安のあった西川ですが、最近は後輩の面倒を見るなど評判が上がって、すっかり大人になりました。一時は日本ハムへの恨み節を吐き出していましたが、そうした言動もなくなっています。楽天、ヤクルトで若手にアドバイスをする背中を栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に評価されました。コーチ的な役割も担うことになります」(パ・リーグ関係者)
2年連続リーグ2位の日本ハムは、外野手の松本剛が国内FA権を行使して、巨人に移籍した。
「ソフトバンクに比べると水谷瞬、万波中正、五十幡亮汰ら若い選手が多く、経験不足は否めません。勝負どころで力を出せる、精神的支柱となる外野手は、日本ハムの補強ポイントでした。一時はFA宣言選手からDeNA・桑原将志、戦力外通告を受けた中からは楽天・島内宏明、広島・松山竜平をリストアップしていましたが、最終的に西川を獲ることになりました」(スポーツライター)
独創的な新庄監督に素直に服従して、再び戦力になれるのか。劇薬が日本ハムにうまく作用すればいいが…。
(田中実)

