弥生さんが選んだ、大阪での作戦

背中にタトゥーが(写真:iStock)
弥生さんが選んだのは、大阪で「別の彼」を作ることだった。
「マッチングアプリで知り合った年下男性・龍一さん(30歳美容師/既婚・子どもなし)と会ってみたんです。啓二さんとは真逆のタイプで、気楽に話せて、ゲームセンターやカラオケで大はしゃぎしたり、安い居酒屋で呑んだり…こんなデートも楽しいなって。
ただ、3度目のデートでホテルに行ったら、背中に大きなタトゥーがあって驚きました。でも断れず、そのまま肌を重ねました。行為後、ぼんやりと価値観が違うんだと思ってしまって」
その後、龍一さんとは2度デートを重ねたものの、気持ちは冷めていった。
浮気は必要悪なのか?

(写真:iStock)
「タトゥーを見るたびに気持ちが萎えてしまって。結局フェードアウトしました。もちろん啓二さんには絶対に言えません。念のため性病検査も受け、異常はなくてホッとしました。
浮気…になるんでしょうけど、逆に啓二さんに寛容になれた自分がいて(笑)。恋愛で満たされない時は、別の男性に目を向けるのもアリだと思いましたね。乱暴な言い方ですが『必要悪』というか。
クリスマスや年末年始に逢えない分、次は『やっぱり弥生を手放したくない』と思ってもらえるよう、美容やダイエットに加えて、スキンケアや姿勢改善にも取り組んでいます。
それから、紳士服店の店長として必要なマーケティングや接客術、ファッションコンサルの勉強会、ビジネスマナー講座にも参加するつもりです。外見も内面も磨いて、前より魅力的な私でいたいんです」
