自律神経の乱れ対策には漢方薬もおすすめ

疲れ、ストレス、睡眠不足などが原因で起こるまぶた痙攣は、自律神経を整えることでも対策できます。
自律神経を整える際は、漢方薬が強い味方になってくれるのを知っていますか?
漢方薬は、さまざまな生薬を組み合わせて作られているため、自分の不調や悩みにあった漢方薬を選ぶことで、自律神経以外の症状にもアプローチすることが可能です。
今回は、まぶた痙攣の原因である、疲れやストレスの緩和におすすめの漢方薬を紹介します。
<おすすめの漢方薬>
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
精神をコントロールしている部分にこもった熱を冷ますことで、神経症、高血圧、動悸に働きかける漢方薬です。自律神経を整えるほか、更年期障害、不眠にも用いられます。
比較的体力がある人に向いています。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
上半身にこもった熱を冷ますことで心を落ち着かせて、イライラや不安に働きかける漢方薬です。ほてり、倦怠感、精神不安などの女性ホルモンの変動に伴う諸症状にも用いられます。
体力が中程度以下の人に向いています。
飲むだけで対策できるため、仕事や生活が忙しい人でも始めやすいのが、漢方薬のいいところ。
漢方薬は西洋薬と比べて、副作用が少なく、からだに優しく作用するのも嬉しいポイントです。
自分にあう漢方薬がわからない人でも心配はいりません。
最近は、AIが自分にあった漢方薬を選んでくれるサービスもあります。
オンラインで完結するため、場所や時間を選ばず診断することが可能です。
毎日の心身のケアに漢方薬を加えてみるのはいかがでしょうか。
まぶた痙攣はからだの調子のバロメーター
まぶた痙攣は、疲れやストレスがたまっていたり、睡眠不足が続いていたりと、心身の調子が崩れているときに起こりやすいため、からだの健康状態のバロメーターであるともいえます。まぶた痙攣が起こったときは、自分の生活を見直し、自分を労る時間を作るのがいいかもしれません。
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
