アストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソは、2025年シーズンの終盤2戦であるカタールGPと最終戦アブダビGPは、期待外れに終わった1年を締めくくる“お祝い”のレースと捉えている。
2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソは、2023年からアストンマーティンに所属しているが、今季は過去3年でワーストの成績となっている。カタールGPを前にしたドライバーズランキングは13番手で、チームもコンストラクターズランキング8位と苦戦中だ。
そんな中で、来シーズンには大規模なレギュレーション変更が控えている。車体は軽量・小型化され、パワーユニット(PU)は電動エネルギーの比率がエンジン出力とほぼイーブンになる見込み。そしてメルセデスに代わって来季からPUを開発・供給するのはホンダだ。
アロンソはこの全てが生まれ変わる2026年シーズンを心待ちにしている。彼が最後に表彰台に立ったのは2023年サンパウロ。一刻も早く今の流れを断ち切りたいのだ。
「最後の2戦は“お祝い”みたいなものだよ。僕はそう捉えている」とアロンソはラスベガスでDAZNに語った。
「カタールはスプリントがあるから時間がほとんどなく、眠る暇もない。フリー走行は1回だけで、そのまま予選に行く」
「そしてアブダビはいつも通り、誰にとっても別れの場であり、束の間の休息に入っていくレースでもある。だからこの2戦は祝いのレースだと思っている。それに、このマシンにもう乗らなくていいという意味でも、祝わなくちゃね」
アロンソは今季中盤戦はコンスタントにポイントを獲得したものの、直近3戦はノーポイント。残り2戦に向けても悲観的だ。それに最後の入賞となっているアメリカGPも、カルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)のリタイアに助けられて辛くも10位に入ったレース。そのためアロンソは、しばらく入賞から遠ざかっている感覚があるようだ。
「現実を直視しないといけない。僕たちはここ5〜6レースで自力でのポイント獲得ができていない」
そう語るアロンソ。チームメイトのランス・ストロールも7戦連続ノーポイントであり、チームとして苦戦が続いている。
「ちゃんとした形でポイントをとれたのはシンガポールが最後だと思う。だからカタールに来て、トップ6やトップ7に入れるだろうなんて期待するのは、まったく論理的じゃない」
「でも希望を持って努力はする。それは決してやめない。ただ、残り2戦でこの複雑だった2025年シーズンが終わる。できる限りのことはするが、当然ながら僕らの意識はもう2026年に向いている」

