日常取材と出張でのバッグには本当に悩む。カメラマン、編集者、ブロガー、YouTuber……などの方は私と同じく、カメラ機材と、パソコン、タブレットを安全に持ち運べて、大きくならず、取り出しやすい……と無限に絡み合う条件の中で悩んでらっしゃるに違いない。Incaseから同社のヒット商品DSLR Pro Packを長期間試す機会をいただいたのでご紹介しよう。長らく人気の商品だが欠品しており、近ごろ新たに再販されたらしい。
Incase DSLR Pro Pack
https://incasejapan.com/products/dslr-pro-pac
アップルファンに人気のIncaseのカメラバッグ
Incaseと言えば、長らくMac、iPadなどアップル製品のインナーバックなどを販売していた会社。Apple Storeでもよく見かけたので、アップル製品ファンにはおなじみ。バッグやインナーケース、アクセサリー類で、アップルファンの心に刺さるスタイリッシュで使いやすい製品が数多くラインナップされている。

その中では、ちょっと異色なのが、このDSLR Pro Pack。カメラ収納部分に重きが置かれており、プロカメラマン用のバックパックに近い構成になっている。とは言え、さほど大きすぎず、パソコンやアクセサリー類を入れる場所に配慮されているのも、我々ガジェット好きにはちょうど良い。

カメラを取り出しやすいファスナーがあるのが最高に便利
特徴的なのが、この上部にカメラを取り出せるファスナーがあること。実際に使ってみると、取材時にカメラ本体だけをここからパッと取り出せて、とても便利だった。
これはこのバッグの最大の魅力だと思う。中の仕切りを調整すれば、長玉を付けたまま入れることも可能だと思う。

ご覧のように背中に接する側からアクセスできるカメラスペースは十分に広く、クッション材も豊富。右端のカメラ本体部分は、先に述べたようにバッグ上部のファスナーからアクセスできるようになっている。それ以下のスペースもプロカメラマンでも使えるんじゃないかと思うほど充分だ。カメラ1〜2台、レンズ3〜5本というような構成まで許容すると思う(レンズの長さにもよるが)。

ただ、筆者はそこまでレンズ本数は多くないので、緩衝材を組み替えて下のスペースにその他の荷物や着替えなどを入れるようにした方が便利に使えるかもしれないと思った。