お笑い界の新たなスターを発掘する漫才団体戦『よしもと漫才リーグ2025』が、9月から開催中です。関東、関西の2リーグで各4チームがバトルを繰り広げ、最後は両リーグの1位同士が日本一を懸けて戦います。
リーグも佳境を迎えており、11月18日(木)には関西リーグ第8戦が大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場で行われ、例えば炎(タキノルイ、田上)率いる「爆速車バーストショット」チームと、黒帯(大西進、てらうち)がキャプテンを務める「漫人」チームが激突。前回の対戦では4対1で黒帯チームが勝利しましたが、はたして今回の勝負の行方は……?

「お待たせしました、漫人です」
2連敗のあとに2連勝を挙げた例えば炎チーム。序盤はキャプテンの例えば炎・タキノも気が気じゃなかったようで、「僕らが負けていたら、リーグ全体が消化試合になっていたところ」ともらすと、「ここで勝てば、1位になれる!」と気を吐きます。

一方、黒帯チームは、これまで沈黙を守っていた祇園(木﨑太郎、櫻井健一朗)がついに参戦。木﨑のつかみ「お待たせしました、木﨑です」をオマージュした漫人チームの掛け声「お待たせしました、漫人です」を、満を持して発動しました。黒帯チームはここまで1勝2敗で最下位。なんとしても1勝をもぎ取りたいところです。
この日の両チームのオーダーは次の通りです。
【爆速車バーストショット】
華山/スーパーマラドーナ/例えば炎/ジョックロック/愛凜冴
リザーブ:翠星チークダンス/豪快キャプテン/釈迦虎
【漫人】
牛ペペ/黒帯/祇園/三遊間/20世紀
リザーブ:カベポスター/ミステリーハンター/ヘッドライト
第一試合は、偶然にも前回の対戦と同一カードに。前回は客票230対28で華山(やすい、にこらす)が圧勝しており、牛ぺぺ(おねえちゃん、ゆたか)の2人は「あれから一度も忘れたことはない!」と雪辱を果たす気満々です。
第四試合でジョックロック(福本ユウショウ、ゆうじろー)と三遊間(さくらい、稲継諒)が激突。さくらいは「この日のために、夜中に(劇場でネタを書く)ユウショウさんにしゃべりかけ続けたんや!」と言いますが、福本が「お前に話しかけられへんように、最近は劇場に行ってない!」と返してお客さんは大笑いです。


「すぅあぃこう(最高)じゃ~ん!」
そして……負けられない両者の戦い、結果は以下の通り!
第一試合 ✕牛ぺぺvs華山◯
第二試合 ◯黒帯vsスーパーマラドーナ✕
第三試合 ✕祇園vs例えば炎◯
第四試合 ◯三遊間vsジョックロック✕
第五試合 ◯20世紀vs愛凛冴✕
第五試合までもつれた大接戦、崖っぷちの黒帯率いるチームが土壇場で勝利しました。20世紀・しげは「すぅあぃこう(最高)じゃ~ん!」と喜び爆発。例えば炎・タキノはチームが敗れたものの、「いい対決!」と清々しい表情を見せます。
第三試合は、客票5票差で例えば炎が辛勝。タキノは「まず祇園さんと戦うことがないので、貴重な体験。漫才リーグならではでした」と感無量の表情です。今回、漫才リーグ初出場となった祇園・木﨑は「ちょっと緊張感があるよね」と独特の空気を楽しんでいる様子でした。


