「豚の生姜焼きは長く漬け込む」と思っている方にこそ見てほしい。料理のプロが教える本当に美味しい作り方がこちら!
NHK「きょうの料理」でも紹介された、栗原はるみさんの「豚のしょうが焼き」です。
材料選びから焼き方まで丁寧に作るレシピは、「今までで一番美味しい」「旦那が大絶賛」「リピートしてます」などネットでも高く評価されている一品。
今回、実際に作ってみましたので、味の印象から作りやすさまで本音でレビューしていきます!

準備時間:3分 調理時間:20分
■材料(2人分)

- 豚肩ロース肉(薄切り):150g(2〜3mm厚さのもの)
- 生姜(すりおろす):大さじ1/2
- キャベツ:適量
- サラダ油:大さじ1/2~1
- しょうゆ:大さじ2
- みりん:大さじ1.5
フライパン、まな板、包丁、おろし器、ボウル、バット
肉の下準備豚薄切り肉が2〜3mmより厚みがあるものの場合は、ラップではさみ手で軽く全体を叩いて2〜3mmの厚さにします。厚さを整えておくと、短い漬け時間や焼き時間で美味しく仕上がります。

■作り方
①豚肉は冷蔵庫から出して常温に戻し、キャベツは千切りにして冷水に浸け、水気をよく切り冷蔵庫に入れておきます。豚肩ロース肉は適度な脂肪があり肉質が柔らかなので、食感よく仕上がるそうですよ。

②生姜はゆっくり丁寧にすりおろします。強くおろすと粗い繊維が多く入ってしまい焦げつきやすくなるため、やさしく丁寧にすりおろすと良いそうです。


③ボウルにAを合わせて、生姜を加えて混ぜてたれを作ります。

④たれを適量バットに移し、豚肉を1枚ずつ広げ入れて2〜3分間漬けます。2〜3回に分けて焼くため、その都度たれをつぎ足して漬けます。(今回は半量で作ったので、たれは全量バットに入れています)漬けすぎると肉が硬くなるので気をつけましょう。

⑤フライパンにサラダ油を強火で熱し、軽く汁気を切った豚肉を1枚ずつ重ならないように並べ、30秒〜1分ほど焼いて焼き色がついたら裏返し、30秒ほど焼きます。フライパンを洗い、残りを同様に焼きます。硬くならないように、短時間で焼き上げるのがポイントです。


⑥器に盛り、キャベツの千切りを添えて完成です!

■ポイント

たれに長く漬けがちな豚の生姜焼きですが、焼く直前に2〜3分漬けただけでしっかりと味が染みています。逆に長く漬け過ぎると、豚肉の水分が抜けてパサつきやすくなるので注意しましょう。

強火で焼くと硬くなりそうですが、短時間でさっと焼くことで、お肉がしっとり柔らかく仕上がりました。
一回焼くたびにフライパンを洗うのが少し手間ですが、その分焦げつきなく綺麗に焼くことができます。
洗うのがどうしても面倒な場合は、濡らしたキッチンペーパーで残ったたれや油を拭き取り、乾いたペーパーで拭いてもOKです。

手軽なチューブ生姜でも作ることはできますが、生の生姜を丁寧にすりおろすことで爽やかな風味が際立ち上品な仕上がりに。
ひとつひとつの工程を丁寧に作ることで、間違いない味わいを失敗なく作れるので、ぜひみなさんも試してみてくださいね。
■クリエイター紹介
調理・撮影・執筆:yurika
フードコーディネーターとして活動中。料理系メディア制作会社での経験を活かし、レシピ開発・フード撮影・動画制作・記事執筆まで幅広く手がけています。“ラクして映える”簡単レシピが得意です。
※情報は掲載時点のものです。
<取材・編集:GourmetBiz編集部>
