F1ラスベガスGPでマクラーレン勢は、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリが共に失格。タイトル争いには緊張感が出てきた。彼らは、ラスト2戦にどう臨むのか?
マクラーレンはラスベガスGPでプランクを規定以上に摩耗させてしまったと判定され、2位と4位フィニッシュだったノリス、ピアストリの両名が失格。勝利したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に大きくポイント差を縮められてしまった。
ラスベガスGP前の段階では、ノリスの初タイトル獲得が濃厚と見られていたが、24ポイント差までリードが減った今、ノリスには緊張とプレッシャーがかかる状況となっている。
とはいえ、ノリス本人はこれまでと大きく状況が変わったわけではないと認識しているようだ。カタールGPを前に、ノリスは次のように語った。
「(フェルスタッペンを)今年ずっと脅威として捉えてきた。彼がもっとポイント差があった時ですらそうだった」
「彼の能力は知っているし、レッドブルにどんなことができるかも知っている。だから何も変わらない。彼は今でも脅威だし、1年を通してずっと脅威であり続けていた」
「特別に扱いを変えるつもりはない。何も変える必要はないんだからね。レッドブルは最近ずっと速かったし、ここでも速いと予想している。来週末も速いだろうね」
なおフェルスタッペンとチームメイトのピアストリのどちらを脅威だと考えているかと訊かれたノリスは、こう答えた。
「両方同じだ。2人は互いに同じくらい強い。オスカーはマックスと同じことができる能力がある」
「彼らにはそれぞれの強みと弱みがある。マックスは別のチームにいて、オスカーはチャンピオンチームにいる。だけど、どっちのドライバーも自分自身のために戦いたいし、自分がベストであることを証明したいと思っている。2人とも競争力があり、とても強く、驚異的なドライバーだ。そんな彼らとコース上でいい戦いができることを楽しみにしている」
■ピアストリ、サポート役はNO
なお、ピアストリにとってはラスベガスGPの2台失格はある意味でプラスでもあった。失格がなければノリスに6ポイント差を広げられてしまっていたからだ。
ただピアストリは「全体的には、それでも純粋なマイナスだ」と語る。
「最終的に、あの結果は良いことじゃないよ。確かに、ランドとの差では6ポイントを失わなかったから、そこはある意味で良かった。でも同時にマックスをタイトル争いにより近づけてしまったんだ」
そしてピアストリは、タイトル争いの状況を鑑みて、チーム内ではノリスのサポートに回るかの話し合いがあったと明らかにした。しかし、ピアストリにもまだ逆転のチャンスがあることから、それは断ったという。
「ごく簡単に話し合ったが、答えはノーだ」
ピアストリはそう語る。
「自分はまだマックスと同点だし、うまくいけば自力でタイトルを獲れるチャンスがある。だからその方針で行く。まだチャンスはあるんだ。過去にもそういった展開になったことはあるし、不可能じゃない」
「もちろん、可能性は低めだというのも分かっている。たとえこれからの2戦が完璧であったとしても、それだけでは駄目だからね。他の要素も僕にとってうまく進むことが求められるのは分かっている。僕はベストを尽くすだけだし、それはこれまでの週末もいつもやってきたことだ。そのうえで、どんな展開になるかを待ってみよう」

