『SUNNY VOYAGE 2025』新潟・万代島多目的広場大かま(2025年11月28日)
○拳王&丸藤正道vs清宮海斗&晴斗希×
“丸拳"丸藤&拳王組のGHCタッグ挑戦が決定的となった。
“犬猿の仲"から一転、今秋からタッグチームを本格発進させた丸藤&拳王。GHCタッグ王座挑戦も目指し続けてきたが、11・15大阪大会での挑戦者決定戦では北宮&杉浦組の無法ファイトの前に敗れて挑戦権を逃していた。
それでもタッグ継続を宣言し、この日の新潟大会でもセミファイナルに登場。清宮&晴斗希組と対戦し、12・17後楽園大会での60分アイアンマンマッチを控える拳王と清宮が特段激しく火花を散らした。
そして終盤には晴斗希めがけて“丸拳"が集中砲火。丸藤のフックキック、拳王の投げ捨てジャーマンから蹴暴&トラースキックのサンドイッチ攻撃が立て続けに火を吹く。すかさず合体技・丸拳でダメ押しし、晴斗希を沈めた。
“丸拳"が抜群のチームワークを披露して快勝。マイクを握った拳王は“60分間で勝利数が多いほうが勝ち"となるアイアンマンマッチに向けて「清宮海斗、60分アイアンマンマッチ…俺が“完封"してやるからな」と宣言したうえで、「丸藤くん、しっかりと近くで見といてくれ」と丸藤にセコンドを依頼して快諾も得た。
拳王はさらに主張を続ける。「丸拳タッグ、組み始めて1ヵ月、2ヵ月ぐらい経ったよな。チームワークはバッチリだ。前回の挑戦者決定戦、負けたけどな。あんな反則、凶器攻撃で負けたようなもんだ。俺たちはまだまだGHCタッグ狙ってるぞ。なんなら今からでもいい。明日でもいいぞ。おい、マサ北宮&杉浦貴、そこら辺にいるんだろ。ちょっと出てこいよ」と呼び出した。
不機嫌そのものに杉浦とともに姿を現した北宮は「お前らな、この間の大阪で正々堂々とやって、俺たちに負けたばっかりだろ? 恥も外聞もないのか、君たちは」と嘲笑う。すると拳王が「テメーは選手会長命令って言ってるけどな、こっちにはCyberFight副社長がいるんだ。おい、副社長命令だ。しっかりと選手権組め!」と突きつけ、権威に敏感?な北宮も売り言葉に買い言葉で「やってやるよ、コノヤロー!」と承諾。かくして新潟の地で、GHCタッグ王座戦「(王者)北宮&杉浦vs丸藤&拳王(挑戦者)」決行が決定的となった。
【試合後の丸藤&拳王】
▼拳王「He is vice president! ハハハハ! いや、この言葉メチャクチャいいね」
▼丸藤「響きいいね」
▼拳王「これからどんどん使っていこう。なんたって、チェアマンでもものを言えない。おい、このお方、誰だかわかるか。おい、言ってみろよ? He is vice president。いいね。このまま、あいつらもすぐタッグ選手権組むと言ってたから」
▼丸藤「ひとまず巻こう」
▼拳王「ひとまず巻こう」
▼丸藤「あいつ、チェアマンのTシャツ作ってたよな。 vice presidentのTシャツ作ってくれ。頼んだぞ」
▼拳王「これはな、誰からの命令か知っているか。もう一度言ってやるよ。He is vice president! ハハハハ!」
【試合後の清宮&晴斗希】
▼晴斗希「12月7日、僕が指名したジャック・モリス。絶対にお前を超えてやるからな。せっかく清宮さんからいただいた機会なんで、僕がジャック・モリスから3カウント獲ります。しっかりその目で見といてください」
▼清宮「よし、楽しみにしてるよ。(晴斗希が去ると)拳王さん、いや拳王。もう今日からは久しぶりにその呼び方で呼ばせてもらいますよ。12月7日のアイアンマンマッチ。お祭り気分じゃ乗り越えられないと思ってるんで、拳王さんと俺のこれまでの戦いの10年間。それを超越する戦いする覚悟でいくんで。まだ次の静岡あるんで、見といてください」

