F1第23戦カタールGPのスプリント予選が行なわれた。最速タイムをマークしたのはマクラーレンのオスカー・ピアストリで、タイムは1分20秒055。土曜日のF1スプリントをポールポジションからスタートすることになる。
今シーズン最後のF1スプリント開催となるカタールGP。FP1終了から3時間後、F1スプリントでのスターティンググリッドを決めるスプリント予選が行なわれた。このセッションの注目は、タイトル争いを繰り広げるランド・ノリス(マクラーレン/390ポイント)、ピアストリ(366ポイント)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル/366ポイント)がどんなパフォーマンスを見せるかだ。
新品ミディアムタイヤの使用が義務付けられる12分間のSQ1は、各車セッション開始後すぐにコースインし、クールダウン&エネルギーチャージのラップを挟みながらアタックを繰り返していった。コースコンディション改善によるタイム向上、いわゆるトラックエボリューションが大きいようで、アタックの度にタイムが更新された。
SQ1を1分21秒172というタイムでトップ通過したのはフェルスタッペン。アタックの度にトップタイムを更新する好調な滑り出しであった。2番手に食い込んだのはフリー走行から好調のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。あと2戦でこのマシンと決別できるのはめでたいことだ、とまで話していたアロンソだが、そんなネガティブな言説を吹き飛ばすような走りを見せた。またザウバーも好調で、ニコ・ヒュルケンベルグが4番手で通過した。
レッドブルの角田裕毅も、しっかりと上位のタイムを刻み続けて9番手でSQ1通過。一方でランス・ストロール(アストンマーティン)、リアム・ローソン(レーシングブルズ)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、フランコ・コラピント(アルピーヌ)の5台がここでノックアウト。ハミルトンにとっては、予選最下位に終わった前戦ラスベガスに続いて悪夢のようなセッションとなった。
SQ1同様に新品ミディアムタイヤの使用義務が課されるものの、2分短い10分間のセッションで行なわれるSQ2は、マクラーレンが本領発揮しワンツー。ノリス、ピアストリ共にセッション前半のタイムで悠々SQ2突破を決めた。またトップ通過のノリスは1分20秒956というタイムで、FP1でピアストリがソフトタイヤで記録した1分20秒924に肉薄した。
フェルスタッペンは3番手で、こちらも順当にSQ3進出。角田もフェルスタッペンとコンマ1秒差の5番手タイムと、今季ベストグリッドも狙える速さを見せた。
またフリー走行から好調だったアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)はラストアタックで辛くも10番手に入るも、トラックリミット違反によるタイム抹消で11番手になりSQ2敗退。その他オリベー・ベアマン(ハース)、ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)、ヒュルケンベルグ、エステバン・オコン(ハース)がノックアウトとなった。
F1スプリントのポールポジションを争う8分間のSQ3で使えるのはソフトタイヤのみ。しかしこちらは新品でも中古でも構わないというセッションだ。
最初のアタックでやはりピアストリ、ノリスのマクラーレン勢がワンツーに。一方で角田とフェルスタッペンのレッドブル勢はアタックをまとめられず、9番手、10番手となった。フェルスタッペンはチームに対してしきりにマシンの挙動に関して不満を訴えた。
ラストアタックでフェルスタッペンが1分20秒528。その直後でアタックした角田は1分20秒519とフェルスタッペンを上回るタイムをマークし、この時点でマクラーレン勢に次ぐ3番手につけた。
一方でマクラーレン2台の争いになるかと思われたポール争いを盛り上げたのは、メルセデスのジョージ・ラッセルだった。ラッセルが1分20秒087というタイムでトップに立つと、後続のマクラーレン勢のアタックを待った。
しかしピアストリが1分20秒055でラッセルを上回りトップに。ノリスは1回目アタックの1分20秒285を更新することはできず3番手止まりで、ピアストリのF1スプリントPPが決まった。スプリントは優勝の配点が8点しかないが、ピアストリにとってはノリスとの24点差を縮めるチャンスとなる。
4番手はアロンソで、5番手は角田。フェルスタッペンは6番手で、角田は4度のワールドチャンピオンであるチームメイトの前からスタートすることになる。7番手以下はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、カルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)だった。

