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EOS R6 Mark IIユーザーの編集長にとって、Mark III買い替えるべき商品か?

3年前に、キヤノンのEOS R6 Mark IIを購入して以来、ThunderVoltのほとんどの写真は本機で撮影している。自分はカメラマンではないけれど、少しでも見やすい写真を撮るように心がけている。「ThunderVoltの写真って、きれいですよね」と言われるとしたら、それはEOS R6 Mark IIのおかげだ。

ところが、新製品『EOS R6 Mark III』が登場した。プロの仕事の道具として考えるなら、当然買い替えるべきなのだが、生憎懐具合が寂しいタイミングだ。EOS R6 Mark IIIは42万9000円。安くない。即座にMark IIの中古売却価格を調べたが、追い金が27万円ほど必要だ。

キヤノンの広報さんが、嬉々としてカメラをお貸し出し下さったので、試してみることにした。キヤノン社内でも前回のレビューはユーザー目線だったと好評なのだそうである(そりゃそうだ。ユーザーだから(笑))

もうEF→RFにすべき……を検討するため、キヤノンからEOS R6 Mark IIとレンズ多数を借りた

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新型EOS R6 Mark IIか、10万円安いEOS R6か? 決断のポイントは『食いつき』

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2025年10月27日

内部の変更は大きいが、外観イメージは踏襲

初代も良い製品だったが、2代目は傑作だった。当然、3代目はその傑作を超えようと、作り込まれている。

キープコンセプトの熟成ということで、Mark IIIは Mark IIとほぼ同じデザイン、操作系を踏襲している。目をつむって触れるとまったく分からない。

しかし、よく見るとMark IIは軍艦部が別体パーツだったのが、上部一体式のパーツになっているなど、まったく新たに設計されていることが分かる。ボタン周りの盛り上がりなど、細部の形状も違う。

キヤノン EOS R6 Mark IIIを発表。フルサイズ3,250万画素、AF改善、CFexpress採用

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EOS R6 Mark III、気になる新型の貸出機をユーザー目線でチェックする

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まったく新たに設計してるのに、あえてMark IIとほぼ同じ形状に見せているのは、それだけMark IIの評判が良かったからだろう。

実際、10日間ほどお借りして、自分のMark IIの代わりに日常の取材に使っていたのだが、新型を使っていることを忘れるほど使い心地は変わらなかった。買い替えてもまったく違和感なく使えるということだ。

画素数向上が最大の変更点だが

Mark II → Mark IIIの最大の変更点は、約2,420万画素から約3,250万画素にセンサー解像度が上がったこと。撮れる写真は、6000×4000ピクセルから、6960×4640ピクセルに向上している。

センサーサイズが同じで、画素数が向上したら、センサー1画素の受光量が減り暗所性能が下がる。また、読み出さなければならない情報量は多くなるから、連写性能が下がる。

それを技術的改善で、連写性能は維持し、暗所性能もなんとか近いレベルを維持したということだ。

このあたりをどう受け取るかが、EOS R6 Mark IIIに買い替えるべきかどうかの大きなポイントになると思う。もちろん、他の小さな変更であれ、自分の使い道に合うなら、それは買う理由になると思うが。

配信元: Dig-it

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