レッドブルのローレン・メキーズ代表は、F1アゼルバイジャンGPで6位となった角田裕毅について、チームに加わってからベストな週末だったと語った。
角田は赤旗が連発したアゼルバイジャンGPの予選で6番手を獲得。決勝レースでも、ハードタイヤを履いた第1スティントで安定したペースを見せた。
第2スティントはリアム・ローソン(レーシングブルズ)に前を抑えられたが、ランド・ノリス(マクラーレン)やルイス・ハミルトン(フェラーリ)を抑えて6位でレースを終えた。
この走りには、メキーズ代表も高評価。前戦イタリアGP後、予選の速さに一定の評価をしながらも、クリーンなレースを走り、レースペースの面で良いサンプルを得る必要があると注文をしていたが、それを今回クリアした形だ。
「今年、我々(レッドブル)とのレースの中では最高の走りだったと思う。予選でも強さを見せていたし、レースでも非常に強かった」
角田のレースペースをどう評価するか聞かれ、メキーズ代表はそう答えた。
「賢い人なら正確な数字を出せるだろうが、彼はマックスから0.2秒差の時もあれば0.3秒差、0.4秒差の時もあったが、0.4秒差まで広がったことは稀だった。そしてマックスはそのペースで他を圧倒していた。つまり非常に、非常にハイペースだったのだ」
「我々は彼がマクラーレンやフェラーリからとてもハードにディフェンスする必要があり、マックスの優勝争いを助ける役割も担うだろうと考えていた。しかし彼は防御する必要がなかった。彼は実力でその位置をキープし、ランドを後ろに抑え、大きなプレッシャーも受けなかった。結果だけでなく、レースペースにおいても彼のベストだ」
「前回言ったように、クリーンなサンプルを得ることが我々にとっておそらく最も重要だった。彼はそれを聞いていたと思う、おそらくモンツァで。それができたのは良いことだ。彼のことにとても満足している」
アルファタウリの元チーム代表であるフランツ・トストは、角田の速さを認めつつも、「努力が足りていない」と断じたが、メキーズ代表は角田の取り組みについてもポジティブな評価を下した。
「彼は非常に努力している。決して努力を怠ったことはない。ブダペストでの厳しい時期の後、我々は話し合ったが、彼は休暇に行く代わりにすぐにシミュレータに向かった。『いや、チームと一緒にシミュレータに戻って、翌日も作業する』と言ったんだ」
「それが彼の姿勢だ。レースのない週末は常に、エンジニアとどこかで作業するか、ドライビングを磨いている。彼が成長を見せているのは本当に嬉しい」
オランダGPでレーシングブルズのアイザック・ハジャーが3位表彰台を獲得したこともあって、来季レッドブルでマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めるのは誰なのか、決定の時期が近づいているとウワサされている。
アゼルバイジャンGPではローソンも活躍しており、今回の結果はレッドブルが決断を下すことがいかに困難かを示す証拠と言えるか、と聞かれたメキーズ代表は、今シーズン中に決定は下すものの、決断には時間をかけると改めて強調した。
「我々にとって良い知らせだ。まさに望んでいたこと、つまりドライバーたちが実力を発揮したのだ」
「ユウキが追いついている姿も喜ばしい。彼はそれに値する。だからこそ我々は余裕を持って対応できる。時間があるのだから急ぐ必要はない。ドライバーのスピードは消えない。彼らは成長し続けるんだ」
「そしてそれは大きな自信につながる。今週末のユウキの自信の高さは明らかだった。彼は非常に、非常に、非常に、非常に強かった。アブダビまで待つことはないが、確実にあと数レースの余裕があるんだ」

