ポイントリーダーのランド・ノリスは、オーバーテイクが困難になると予想されるため、スタート直後のターン1が、カタールGPのスプリントレースで3番グリッドから順位を上げる唯一のチャンスだと考えている。
舞台となるルサイル・インターナショナル・サーキットは、中高速コーナーが多くグリップも高いため、ドライバーの間で人気があるものの、オーバーテイクという意味ではターン1以外のチャンスがあまりないのが実情だ。
他に激しいブレーキングゾーンはほとんどなく、ドライバーが前を走るマシンのインに飛び込む機会は限られている。また、現行マシンの開発が進み接近戦が難しくなってきたことも、オーバーテイクチャンス減少の一因となっている。
スプリント予選では、マクラーレンのオスカー・ピアストリがポールポジションを獲得。ノリスはフロントロウを逃したミスについて自らを責めており、オープニングラップが挽回する唯一のチャンスになると示唆した。
彼は、スプリントで安全策を採るのは「愚か」だと付け加え、勝利を目標とした。週末を通してピアストリとマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の両者を2ポイント上回ることができれば、ノリスは最終戦を残して2025年のタイトルを獲得できる状況だ。
「ペースはあった。ただ、(SQ3)最初のラップの最終コーナーでミスをして、うまくまとめられなかった」とノリスは悔しがった。
「優勝を狙わないのは愚かだ。今夜、何ができるかを探り、明日に向けて何ができるか考えたい」
「オーバーテイクは不可能だから、おそらく3位でフィニッシュすることになると思う。でも、少なくともジョージ(メルセデスのジョージ・ラッセル/予選2番手)をスタートラインから追い抜くことができれば、それが望むべく全てだろう」
ラッセルも、オーバーテイクの難しさ、そして戦略的な選択肢の少なさを考えると、ターン1を抜けた順番がスプリントレース終了時の順位になる可能性が高いことに同意した。
「悲観的に言うつもりはないが、実際のところ、ターン1(の順位)が僕らが最終的に辿り着く場所になるだろう」とラッセルは説明した。
「今朝のドライバーズブリーフィングで、なぜDRSが延長されないのかについて簡単に話したけど、スプリント後にレースに必要なら調整できることを願っている」
「オーバーテイクは難しいと思うけど、言うまでもなく僕たちは良いスタート位置にいるので、それを受け入れるよ」
ノリスやラッセルの意見に同意するドライバーは多く、予選番手のアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)はレースではDRSトレインになると予想していると述べ、予選12番手のオリバー・ベアマン(ハース)はDRSゾーンが短すぎるというラッセルの意見に同意した。

